米国のNGOが長良川河口堰を視察

2004年3月26日


日米ダム撤去委員会に招かれた米国NGOのメンバー二人が長良川河口堰を視察しました。
「リバーアライアンス オブ ウィスコンシン」のヘレン・サラキノスさんと
「アメリカンリバーズ」のエリザベス・マクリンさんのお二人はまず、
長良川河口堰の影響で立ち枯れが目立ち始めた岐阜県海津町の千本松原を視察され
大森恵長島町議から詳しい説明を受けました。
次に長良川河口堰を視察し長島町住民の加藤良雄さんと
当会の天野礼子代表から説明を受けました。
その後、長島町公民館で記者会見を行い、マクリンさんは
「水は利用されておらず、洪水の危険性も増しているようで、無駄なダムだと思う」と話し、
サラキノスさんも「ダムを造ることによって多くのことに悪影響が出ることを考えないといけない」と話しました。

マクリンさんが記者会見で配布したアメリカ合衆国のダム撤去に関する情報

お二人のプロフィール

Helen Sarakinos 
ヘレン・サラキノスが属する「リバーアライアンス オブ ウィスコンシン」は、
全米で最もダム撤去が進むウィスコンシン州の指導的NGOである。
彼女はその小規模ダムプログラムの責任者で、このプログラムは、
ダム撤去がもたらすメリットについて情報提供などを行うことにより、
ダム撤去のための意志決定の過程を手助けするものである。

Elizabeth Maclin 
エリザベス・マクリンは、アメリカで一番ダム撤去に詳しいNGOである
「アメリカンリバーズ」の「自由に流れる川キャンペーン」の責任者で、
「自由に流れる川キャンペーン」は、利益より損失の方が大きいダムや
役割を終えたダムなどの撤去を具体的に推進する活動である。


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