長良川河口堰 ゲートが閉鎖されて・満10年
環境悪化をくいとめ・ゲートの開放をめざして

市民集会・岐阜


・建設目的であった工業用水は一滴も売れていません。
・河口堰の魚道での天然稚アユのそ上はほとんど見られません。
・釣り人、観光客が激減し、長良川筋は社会的に衰退しています。 
      
 1995年7月6日、国民の圧倒的な反対の声を無視して、
政府は河口堰のゲートを全面閉鎖し、本格運用を開始しました。

主要な建設目的であった工業用水(全供給計画の65.7%)は
10年たっても一滴も売れていません。
地元住民や自治体が反対しているにもかかわらず、
当局は水利権をたてに愛知、三重両県の一部に上水を強引に押し付けています。
それも全体の10.3%です。

環境の悪化も年々深刻になり、
天然稚アユの河口堰魚道でのそ上はほとんど見られません。
サツキマスの漁獲量の激減、ヨシ原の衰退が続いています。

今からでも遅くない。
“一度ゲートを上げて環境アセスメントの再実施を” 
“通年ゲートの開放が無理ならば、せめて天然アユがそ上、降下する時期に上げよ”
の声が広がっています。

私たち県民の会は毎月1回、岐阜市で国会請願街頭署名を行ってきましたが、
一人の署名板に1時間で約20人の市民が応じられるなど、
河口堰への関心は依然として高くつづいています。

満10年の節目に、下記のように、「市民集会」を開きますので、
おさそいあってご参加ください。



日時 05年7月10日(日)午後2時(4時半までには終了します)
会場 岐阜市民会館・本館2階第1集会室
内容 
(1)報告「10年を経過しての長良川の環境問題について」
     ・山内克典氏(岐阜大学教授・長良川下流域生物相調査団長)
     ・粕谷志郎氏(岐阜大学教授・長良川下流域生物相調査団)
(2)現地からの特別発言
     ・五家和重氏(河口堰を考える会−長島  桑名市会議員)
     ・宮崎武雄氏(長良川河口堰の水を考える会−半田市)
     ・古田尚生氏(長良川中央漁協組合員)
     ・松山 覚氏(郡上漁協組合員)
 (3)質疑・討論−国民へのアピール発表

参加費・5OO円(資料代等)

主催 河口堰建設に反対し、長良川を守る岐阜県民の会
(岐阜市美江寺町2−1・岐阜県教育会館内)


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