映画とトークの集い
とり戻せふるさと わが山と川
−ダムの時代は終った−

と き:1997年4月19日(土) 13:30〜17:30
ところ:岐阜市文化センター 小劇場
岐阜市金町5丁目7-2 電話 058-262-6200 JR岐阜駅中央口より北へ5分
映 画:「越後奥三面 第二部」 13:30〜16:00
トーク:「世界の潮流、日本の逆行」 16:10〜17:30
佐高 信 「週刊金曜日」編集委員
天野礼子 アウトドアライター
参加費:1,500円(学生1,000円)
主 催:「映画とトークの集い」実行委員会
協 賛:週刊金曜日
協力団体:
大釜倶楽部,伊勢湾台風不忘の会,河口堰に反対し長良川を守る岐阜県民の会,岐阜県自然環境保全連合,岐阜・2001年の会,郡上八幡・清流カレッジ,サツキマスを守る会,「週刊金曜日」岐阜読者の会,徳山ダム建設中止を求める会,長島・河口堰連絡協議会,長良川を愛する会,長良川河口堰建設差止訴訟原告団,長良川河口堰建設に反対する会,長良川水系・立木トラストの会,長良川水系・水を守る会,日本野鳥の会・岐阜県支部
問い合わせ先:
長良川を愛する会
Tel 058-234-0777 Fax 058-234-0892
長良川河口堰建設に反対する会
Tel 058-272-8495 Fax 058-271-8279
民族文化映像研究所・自主製作長編記録映画 監督:姫田忠義
越後奥三面
ECHIGO-OKUMIOMOTE
第二部・ふるさとは消えたか
新潟県北部,山形県との県境の深い山あいに,小さな集落がある。
名づけて奥三面(おくみおもて)。
ゼンマイ採り,川漁,丸木舟作り,焼き畑・・・
旧石器時代から縄文,平安へと続く遺跡の数々。
山の豊かな自然とともに,ひとびとは暮らしてきた。
この集落が今,ダムの底に沈められようとしている。
村人たちは,ダム建設に反対したが,人里離れた小さな村は孤立無援。家々は跡形もなく壊されて,ひとびとは住み慣れたふるさとを後にせざるをえなかった。

姫田忠義監督は,ダムによって消されようとしている豊かな自然と遺跡の村を15年の歳月をかけて追い続けた。この作品には,山を離れ移り住むことを強いられた村の人たちの口惜しい思いが満ち溢れている。「どうやって暮らしていったらいいのか」,{先祖に申し訳ない」。

くらしの隅々に息づいていた伝統の知恵と技術,それはひとびと結びつける絆でもあった。そのようなふるさとの文化を根こそぎ破壊するダム・・・

ドキュメンタリー映画「越後奥三面」は,日本のふるさとを見事によみがえらせるとともに,公共の名の下に人間の絆を断ち切るダムを静かに告発している。


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