安威川ダム部会の中間報告

長良川河口堰建設に反対する会-大阪
千代延明憲


1月16日、第6回安威川ダム部会の傍聴に行きましたので、その概要
をお知らせします。

 同部会としては、次の通り中間報告をまとめ1月30日の大阪府建設事業評価委員
会に報告し、同委員会の審議の結果を受け2月5日に次回部会を開催することになり
ました。
 なお、同評価委として同部会に対して特に新たな注文がなければ、2月5日の部会
は持ちまわりで最終答申をまとめることになりました。
 私は、おそらく事実上この第6回で再々評価の審議は終了ということだと思いま
す。

 中間報告に関しましては時間がなくなりましたので、今朝の毎日新聞の記事転載で
変えさせていただきます。

 安威川ダム  「利水機能再精査を」  府建設評価委部会が素案

 府が計画している安威川ダム(茨木市)の是非を検討している府建設事業評価委員
会安威川ダム部会が16日開かれ、「水需要面からの必要性が十分確認出来ていな
い」などとして、計画の根拠である利水機能の再精査を求める中間報告素案をまとめ
た。結果を同部会が確認するまでは、本体工事に着手しないことも求める。30日に
開かれる同評価委に報告する。
 利水面では、人口の伸び率鈍化や余剰工業用水の転用など情勢の変化を受け、「1
日253万トン」という府の水需要予測の再検証を求めた。危機管理面から淀川以外
の取水源確保が必要という府の説明に対しても、「投資に見合う機能が発揮できるか
疑問」とした。
 治水対策としての有効性は認めたが、神崎川水系の河川整備計画を策定中の「府河
川整備委員会」の結論を待って技術的側面から審議する必要性を盛り込んだ。

 千代延が若干補足します
 治水については、「府河川整備委員会」の神崎川ブロックの整備計画の結論、利水
については、フルプランの出来るのを待ってということでなく府自体が主体的に再度
水需要の精査した結論、環境については、「安威川ダム自然環境保全対策検討委員
会」の報告の完成を待って、それが出揃った適当な時期に同部会で審議するというこ
とです。
 この審議は、5年ごとということでなく、上記の結論等がでそろった適当な時期と
いうことです。
 なお、用地買収や周辺道路、付け替え道路等の生活再建事業を進めることは認める
が、上述の審議が終るまではダム本体工事には着手しないこととしています。   
                    以上


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