緊急シンポジウム『"97年、河川法改正"はいかされていない!!」


主催:公共事業チェックを求めるNGOの会 
共催:公共事業チェック議員の会
日時:2008年6月10日(火)13:00〜14:30
会場:国会第2議員会館第4会議室

シンポジウムの趣旨
 1997年に、亀井静香建設大臣によって河川法が改正され、
「住民対話」と「環境重視」が取り入れられました。
これにより、河川整備計画原案の策定に際し、
有識者の意見を聴くための「流域委員会」が
全国の水系ごとに設置されるようになりました。
素晴らしいことです。

 ですが、実態は、ほとんどの委員会がこれまでの
政府の各種委員会と同様の役所のお手盛で、
日弁連は「法の要件を満たさんがために形式的に
設置されたとしか評価し得ないものが大半である」
と厳しい指摘をしています。

 そうしたなかで、唯一の例外ともいえるのが
近畿の「淀川水系流域委員会」です。
 同委員会は、2001年2月に設置されましたが、
第三者組織により選出された委員により自主的に運営されてきました。
6年にわたる真摯な議論を経て、「住民の生命と財産を守る」という
治水の使命を真に達成するには、
「"基本高水"を根幹とする従来型治水を、
それに捉われない新たな治水に転換する必要がある」
との意見を出したのですが、2007年1月に突如休止されました。

 同委員会は、ほぼ半数を新たな方法で選出された委員に代え、
2007年8月に再開されました。現在、提示された「整備計画原案」に対し、
「ダムの必要性の説明に納得できないところがある」として再説明を求めていますが、
経費多額を理由として再び休止されようとしています。

顧みれば、1988年に長良川河口堰反対が始まり、
その後に各地でダム反対運動が起こり、それが1997年の河川法改正、
そして2000年の亀井静香自民党政調会長の働きかけによる
全国223の公共事業の大量中止へとつながって、今があります。
野党勢力による"政権交替"が目前に見えてきたいま、
私たち日本人が21世紀へ向かってもつべき河川と
公共事業に対する思想を再点検する緊急集会を提案致します。
各社記者の皆様の御参集もお願い致します。

メニュー

挨拶  鳩山由紀夫(「公共事業チェック議員の会」会長)                  3分

・「淀川水系流域委員会に"改正河川法"の趣旨はいかされているか」           15分
    今本博健(「淀川水系流域委員会」前委員長/京都大学名誉教授)

・「私は何故、河川法を改正し、223の公共事業を止めたのか」              15分
    亀井静香(「国民新党」代表代行)

・ パネルディスカッション 「"97年、河川法改正"をいかすために」          40分
パネラー  五十嵐敬喜(法政大学教授)
         菅 直人 (民主党副代表)
         前原 誠司(民主党衆議院議員)

進行    天野 礼子(「公共事業チェックを求めるNGOの会」代表)

・記者さんからの質問受けつけ                              10分


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