2009 長良川救済DAY

政権交代、成立!

「長良川河口堰撤去が、日本版"グリーン・ニューディール"となる」


 アメリカでは、オバマ大統領の「グリーン・ニューディール」に、"ダム撤去"が含まれています。
 日本でも、"昭和の国引き"と若き日の竹下登が進めていた島根県中海の干拓が今春ようやく「中止」されて、
干拓予定地を仕切っていた森山堤防が、28年ぶりに取り壊されて通水しました。
 これは、7億円をかけた農水省の"自然再生事業"です。

 来年2010年は、名古屋で「生物多様性条約締結国会議」が開催されますが、
農水省はすでに「生物多様性戦略」を発表し、
そこには「不適切な農薬・肥料の使用、経済性や効率性を優先した
農地・水路の整備、埋め立て等による藻場、干潟の減少など
一部の農林水産業の活動が生物多様性に"負の影響"を与えていた」と書かれており、
なんとそこには、諫早水門閉め切りの写真が載せられています。
長良川河口堰の次には、諫早水門の撤去をめざしましょう。
正しく"公共事業"を使う事例を重ねるのです。
 
 長良川河口堰は、竹下サンが総理になった時に、
金丸サンが田中角栄総理時代に建設大臣であった時の計画を再び動かして
強引に完成させてしまった事業であったと今では知られている、「無駄な公共事業」の典型でした。

金丸の金の延べ棒が発見された時、朝日新聞が大成建設と鹿島建設が金丸建設大臣を仲介に
かつて長良川河口堰について談合をしていたと報道していました。
 その河口堰が日本中の反対にもかかわらず完成し、社会党建設大臣の判断によって、
1995年7月に閉じられてから、14年。
長良川河口堰の反対運動が1988年に再燃してから21年目のこの秋、"政権交代"もなしとげられ、
私たちは「死につつある長良川」を救うために、いよいよ結集します。

主催 
長良川河口堰建設に反対する会

後援 
公共事業チェック議員の会
(財)WWFジャパン

筆頭呼びかけ人    
北川石松(長良川河口堰建設に反対した元・環境庁長官)
     
実行委員長      
今本博健(第1次「淀川流域委員会」委員長・京都大学名誉教授)

実行委員 
五十嵐敬喜(法政大学教授・公共事業論) 
保母武彦(島根大学名誉教授・経済学)      
大熊孝(新潟大学名誉教授・河川工学)  
天野礼子(「長良川河口堰建設に反対する会」事務局長)



2009 長良川救済DAY 企画(案)

日時 
2009年10月18日(日)13:00〜17:00
(前日10月17日(土)には「水郷水都全国会議・桑名大会」が同地で開催されます)

場所 
三重県桑名市役所 5階大会議室(桑名市中央町)

開会挨拶  
今本博健 実行委員長 
                            
@ 河口堰運用で、長良川は今?
 ・「死につつある長良川」  
  粕谷志郎(岐阜大学教授) 
                 
 ・「河口堰も木曽川導水路も、血税の無駄使い公共事業にすぎない」             
  武藤仁(「長良川に徳山ダムの水はいらない市民学習会」事務局長)

A "ダム撤去"がアメリカの「グリーン・ニューディール(やり直し策)」
 ・アメリカ 「"グリーン・ニューディール"としてのダム撤去」       
  ジョン・シーバック(NPO法人 アメリカン・リバース 水力発電改革推進室)                       

B パネルディスカッション  「日本のダムの点検をどのように進めるか?」  
今本博健(第1次「淀川流域委員会」委員長・京都大学名誉教授)
宮本博司(第3次「淀川流域委員会」委員長・元河川官僚)
沖 大幹(東京大学「生産技術研究所」教授)
五十嵐敬喜(法政大学教授)
進行役  天野礼子(「長良川河口堰建設に反対する会」事務局長・アウトドアライター)
                 
C 政治家のリレーコメント(交渉中)
                           
 
・北川石松(元・環境庁長官)「長良川河口堰を撤去し、長良川を救済せよ!」         
・菅 直人(民主党代表代行)「民主党は"ダム撤去"をグリーン・ニューディールとする」
・田中康夫(「新党日本」代表)「"脱ダム"と"ダム撤去"が21世紀ニッポンの要求である」
・亀井静香(「国民新党」代表)「私がつくった"自然再生推進法"が河川をよみがえらせる」

D 全国河川からのリレー報告                               

問合せ先
長良川河口堰建設に反対する会
nagarask@gmail.com


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