****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.34 ******  2001.9.29

〈転載歓迎〉

今日のお知らせ
★おめでとう!三番瀬
★水郷水都全国会議
★琵琶湖水上バイク問題
★「地球村」からのお知らせ
★「ニッポンの川はすくえるか」写真展、展開のご案内
★「緑の雇用事業」

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◆三番瀬、埋め立て撤回へ

東京湾の数少ない浅瀬と干潟「三番瀬」の埋め立て問題で、千葉県の
堂本暁子知事は、101ヘクタールを埋め立てて下水処理場などを建設
するとした計画を全面的に取りやめる方針を固めた。
千葉県市川市と船橋市の沖に広がる三番瀬をめぐって、千葉県は一
部を埋め立てて下水処理場や高速道路を建設する計画を打ち出して
いたが、今年4月に就任した堂本知事は、埋立計画をいったん白紙に戻
して、三番瀬の環境の保全を優先するための新たな方針について検討
を進めてきた。
その結果、堂本知事は三番瀬の環境を保全するためには埋め立てをする
べきではないと判断し、下水処理場などを造るための埋立計画は全面的
に取りやめる方針を固めた。
そのうえで堂本知事は今後、専門家や住民らと話し合いながら三番瀬の
自然を保全し、干潟などを再生するための新たな計画を作っていく方針
で、これらについて今月26日から開かれる千葉県の定例県議会で明ら
かにすることにしている。

三番瀬には百種類の魚類、89種類の鳥類が生息するなど豊かな自然が
残されていることを重視し、全面保全を決断した。環境、国土交通両省が
来年度から始める「自然再生事業」の方向性に沿ったもので、県では同事
業の採択も視野に入れている。
県の新方針によると、現行の船橋市側11ヘクタール、市川市側90ヘクタ
ール、計101ヘクタールの土地造成計画をすべて中止。既に環境省との
調整に入っており、
 〈1〉土地造成事業が地価下落で採算に合わなくなった
 〈2〉埋め立て地に建設を計画していた下水道処理施設が別の場所に建
    設できる見込みがついた
などが背景にある。具体的な環境整備計画策定に当たっては、地域住民
や学識経験者、環境NPO(非営利組織)、漁業関係者らから意見を聞き、
住民の意思を反映させる方針。

三番瀬は水鳥の飛来地として知られ、総面積は約1600ヘクタール。県は
93年、約740ヘクタールの埋め立てを計画したが、保全に向けた世論の
高まりを受け、沼田武前知事が98年、計画の見直しを表明。99年6月、
埋め立てを7分の1以下の約101ヘクタールに縮小した。堂本知事は今年
3月、埋め立て計画の「白紙撤回」を掲げ初当選。シンポジウムなどを開き、
方針を模索していた。

★☆★==「千葉県自然保護連合」「千葉の干潟を守る会」を始めとする
            三番瀬の為に活動してこられたNGOの方々!!
     \(^∇^)/   おめでとうございます!!======★☆★

まだまだ議会との攻防など、気が抜けない状況ですが、
今後は新たな"再生"の為によりいっそうの知恵と力を結集してください!

     
◆「水郷水都全国大会・紀の国大会」へ、是非多数のご参加を!!

★皆様にお願い致します☆
   「水郷水都全国会議・紀の国大会への再度の呼びかけ」 

 来たる10月26〜28日にかけて和歌山県高野山にて「水郷水都全国会議・紀の
国大会」が開かれます。「NGOの会」ほか大阪周辺のダム6団体が実行委員会を形
成して行ないます。当日飛び込み参加も歓迎しますので、遠い所ではありますが、ぜ
ひとも参加下さるようお願い申し上げます。以下に簡単に要項を記します。

        ☆ ───── ★ ───── ☆
 
第17回 水郷水都全国会議 紀の国大会
    流れる水は生きている
     〜21世紀の公共事業のあり方を問う!〜 

日 程  2001年10月26(金)〜28日(日) 
     26日は前夜祭のみ

会 場  高野山会館大ホール(主会場) 
        高野町民体育館(ポスターセッション&交流パーティー)

参加費          4000円(2〜3日通し、27日昼食含む)
                3000円(27日のみ、昼食含む)
                2000円(28日午前中のみ)
                但し、当日参加の場合、昼食のご用意はできません。

申込み先&お問い合わせ先
     詳細は、 下記にメールかFAX下さい。
           〒648‐0054  橋本市城山台1−4−8 
        第17回水郷水都全国会議・紀の国大会実行委員会事務局
                           木ノ本 豊
                  TEL&FAX 0736−36−0660
              kinomoto@pop.cypress.ne.jp

参加費振り込み先
          郵便振替口座もしくは現金書留
             00910−3−14705
       第17回水郷水都全国会議・紀の国大会実行委員会事務局
          〆切        2001年9月25日(一旦集約します)
     このあともOKです。当日、飛び込み参加も歓迎。

♪詳細はKJCのHPにも載っています↓
   http://kjc.ktroad.ne.jp/010806suigo.html

全国各地のNGOの方、 勉強と交流のために、是非、ご参加ください。
一般の方の個人参加も、もちろん大歓迎です。特にお近くにお住まいの方、
是非、おいでください。お待ちしております!!

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(発信人)水郷水都全国会議・紀の国大会事務局
          木ノ本 豊
TEL & FAX : 0736-36-0660
E-mail : kinomoto@pop.cypress.ne.jp
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★「びわ湖自然環境ネットワーク」から、皆様へお願い

〓水上バイク問題の早期解決にご協力ください。(転送歓迎)〓

20世紀における地球上の人間活動は、それまで自然が育んできたすばらしい
世界を破壊し、地球上のあらゆる事物の荒廃をもたらしました。それは、人間
が生きるために必要な最も大切な「水」までも汚してしまいました。

水上バイクは既に海外ではその騒音、悪臭、水質汚染等その著しい環境負荷
を理由に、全面禁止を含む厳しい規制が行われています。私たちも琵琶湖の
水辺に暮し、その環境負荷の大きさの気づきましたので、滋賀県に対し早急な
規制、対策を行うことを要望してきましたが、その対応は近畿1400万人の水が
めをあずかるものとしての危機感、責任感に欠ける、きわめて不十分なもので
あり、いたずらに時間が経つばかりで、その間にも、毎週KL レベルのガソリン
で琵琶湖が汚染され、悲惨な事故が続いています。

この問題は、琵琶湖に限ったことではなく、全国各地の湖沼、河川、海でも起こ
っている問題であり、根本的な解決には法整備、規制強化が必要と考え、この度
国土交通、環境、厚生労働の3省に対し、航行を規制する法整備と県が対策に
すぐに取り組むように指導することを求める文書を提出しました。

今後は、県や国、業界に対してあらゆるところから「対策を急げ」などの声があ
がることが重要と考えますので、皆様のご協力をお願いいたします。

水上バイク問題これまでの経緯等情報は
Green Wave HP
http://www.gwa.jp/green/
の水質汚染問題及び湖岸環境問題と
淀川水系流域委員会HP
http://www.yodoriver.org/biwabu/4th/pdf/05/index_5.html

要望、要請先 は
首相官邸
http://www.iijnet.or.jp/cao/kantei/jp/comment.html

メールフォーム
http://www.env.go.jp/moe-mail.html
国土交通省河川局
http://www.mlit.go.jp/river/rfc/opinion/index.html
滋賀県
http://www.pref.shiga.jp/chiji/
滋賀県タウンミーティング参加者募集
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/2001/9/18/index.html

Green Wave 緑とやすらぎのある新海浜を守る会  代表 井上哲也
http://www.gwa.jp/green/
E−MAIL:ttmm@mx.biwa.nejp
TEL、FAX 0749−43−5252


★ネットワーク『地球村』からのお知らせ

■□■□■ 世界経済の崩壊と再生への道 ■□■ □■
      
        〜 永続可能な社会を目指して 〜

この度、「地球白書」で世界的に有名なワールドウォッチ研究所
(ワシントンD.C)のクリストファー・フレイヴィン所長が日本で初めて
講演会を開きます。ワールドウォッチ研究所は、世界の経済と
環境のもつ複雑なつながりや、そのサポートシステムについてなど
幅広く研究し、アメリカのホワイトハウスにも政策提言を行っている
世界的権威の研究機関です。地球温暖化や新エネルギー政策、
崩壊の危機に直面しているグローバル経済の問題点などに
ついてもお話していただきます。

環境・平和NGOであるネットワーク『地球村』は、このたび高木善之
代表とのジョイントという形で、世界をリードする日本とアメリカの
永続可能な社会への提言をさせていただきます。
2002年「地球サミット」へ向けての重要な布石となることでしょう。

このまたとない機会に、ぜひ講演会に参加してみませんか?

●日時:10月5日(金)
●場所:東京・四谷プラザエフ(定員300名)
●開場:18:00 講演:18:30〜21:00
  ☆第一部:ワールドウオッチ研究所所長 
   クリストファー・フレイビン
    「21世紀のビジョン」
  ☆第二部:ネットワーク地球村代表 高木善之
    「宇宙船地球号の行方」
●チケット:前売り 2000円  当日3000円
●主催:ネットワーク地球村

詳細はこちら:http://www.chikyumura.org./

■ ネットワーク『地球村』とは ■

永続可能な社会の実現へ向けて、飢餓や貧困、戦争や
差別など多くの問題を解決し、平和で「幸せな社会」の実現を
めざしています。
幸せな社会の実現には、それを願い行動する人(グリーン
コンシューマ)が増え、その輪を広げていくことが大切だと
考えます。

私たちは、アメリカ同時多発テロに武力行使ではなくて
平和的解決をめざして、ピースメール を世界中のネットで
展開しています。
私たちは幸せな社会の実現を願う地球規模の市民ネット
ワークです。

★ネットワーク『地球村』は、「地球市民国連」設立を提言します★


◆「ニッポンの川はすくえるか」写真展、展開についてのご案内

天野礼子著、伊藤孝司写真の新刊「ニッポンの川はすくえるか」を
ホンダ、シマノ、ダイワと、(財)日本釣振興会の協力を得て、写真展に
して全国を巡回させたいと思います。

・45cm×45cmのパネル写真および文章が30数点。
・メニューは、上記の本の目次にある河川などで、一河川につき二点(海外は
 三点)、プラス、本のまえがきとあとがきなど。

写真展の開催と同時に、筆者や「つり人社」の鈴木康友社長などを呼ぶ講演
会などをNGO、漁協、自治体の皆さんでやっていただければ幸いです。
・ 写真の使用料は無料
・ 費用は往復の運送費(片道3300円)のみ
・ 申し込みは(財)「日本釣振興会」(日釣振)
    東京都中央区八丁堀2の22の8の3F
    tel 03・3555・3232
    fax 03・5542・2941

♪各地のNGOの皆さん、是非、写真展を企画して、申し込んでください。
詳細は  http://kjc.ktroad.ne.jp/010913sinkan.html

♪また、KJCのホームページでは新たに関連図書やDAYのステッカーの
通信販売をはじめました。
お近くの書店で手に入らない方は、どしどし、お申し込みください。


◆「緑の雇用事業」を国に提言へ   

木村良樹和歌山県知事と北川正恭三重県知事が今月初め、森林管理
など自然環境の保全を目的とした公共事業を実施することにより、雇用
の受け皿を創出することを政府に要望して行った緊急アピールについて、
他の二十四府県の知事と連名で改めて国に提言することが決まった。
和歌山県によると、アピール「緑の雇用事業で地方版セイフティーネット」
の国への提言について、両県を除く45都道府県に協力を呼びかけた
ところ、24府県が賛同。先ごろ内閣官房と環境省に出向き、提言するこ
とが決まったほか、小泉純一郎首相にも提言書を直接手渡したいとして
いる。
アピールは、雇用の拡大に向け、森林や河川といった自然環境の回復や
再生を目的とした「緑の雇用事業」の創設を提案したもの。当初は「緑の
公共事業」だったが、公共事業はイメージが悪いとして「雇用事業」に変え
たという。

24府県は、その後27府県になった。
北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・茨城・栃木・千葉・神奈川・新潟・
福井・山梨・岐阜・愛知・滋賀・京都・兵庫・奈良・鳥取・島根・徳島・香川・愛媛
高知・佐賀(提案者 和歌山・三重)            計29府県    
           



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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
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  公共事業チェックを求めるNGOの会 
      tel 058-272-8495
      fax 058-271-8279
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      kjc@mx1.ktroad.ne.jp
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