****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.35 ******  2001.10.8

〈転載歓迎〉

今日のお知らせ

★「長野県の未来を語ろう!日本という社会を考えよう!」のご案内
★川辺川緊急カンパのお願い
★「高尾山自然保護実行委員会」からのお知らせ
★「黒部川ダム問題全国集会」と写真展のお知らせ
★久留米から「シンポジウムと写真展」のお知らせ
★「空港はいらない静岡県民の会」より
★伊勢湾高松海岸に道路計画
★やんばるの山は守られた!国頭村の環境青年団が勝訴

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◆より美しき長野県を育むための政策討論会
  「長野県の未来を語ろう!日本という社会を考えよう!」のご案内

「長野を変えよう みんなで変えよう!」を合い言葉に当選した田中康夫
長野県知事。10月15日には、その誕生から早くも一周年を迎えます。
長野県の更なる変革と、未だ混迷を続ける日本の再生を議論したく、下記
の会合を企画しました。
多くの皆様にご参加を賜りたく存じます。お誘い合わせて、お出掛け下さい。

 ●場所:長野県県民文化会館中ホール(Tel:026-226-0008)
 ●日時:2001年10月14日(日)
     14:30 開場
           (同会場で写真展「ニッポンの川をすくえるか」を開催して
           おりますので、併せてご覧下さい。)
     15:00 開演
     
 ●総合司会   玉村豊男
 ●基調講演 「公共事業改革の現状と課題」
           五十嵐敬喜(法政大学教授・公共事業論)
 ●「私説・“長野モデル”」
           田中康夫(長野県知事)        
 ●パネルディスカッション「長野から日本再生を!」       
  ○司会     天野礼子(アウトドアライター)
  ○パネリスト
    ・小沢一郎(自由党党首)        
    ・大橋巨泉(民主党参議院議員)    
    ・五十嵐敬喜
    ・田中康夫
 ●お祝いのリレーメッセージ
 ●閉会挨拶   柳沢京子(しなやか長野をつくる会会長)       

主催及び問い合わせ先は
「長野から日本を変える政策討論会実行委員会」
電話 026ー239ー7558
e-male  sk@toyokreate.co.jp  こばやしまで。



◆ ”STOP THE 川辺川ダム” 
     緊急カンパのお願い!

 〜清流を守るために戦っている漁師さんたちを
          応援するために緊急に資金が必要です〜

川辺川ダム計画の中止も目の前ですが、あせる国土交通省
と漁協は一体となった総力戦を仕掛けてきており、本体着工
の最後の砦は球磨川漁協反対派のみとなっています。

漁協のダム推進派は脅し・買収まがいのあらゆる手段を使
って組合員を崩しにかかってきており、清流を守ろうとしてい
るダム反対派の漁師さん達の連日の必死の行動で、なんと
か本体着工をくい止めている状態です。

「国家権力の前に、強引に造られていった日本中のダムや
     諫早と同じ轍を踏んではならない」と・・・。

しかし、活動資金も底をついています。正しい情報を組合員
さんに知らせることもままなりません。ダム推進派はお金に
モノを言わせ、「ダムはここまできたらできる」「強制収用され
る」と補償交渉の締結のための同意を得ようと必死です。

ダム推進派は漁協の実権を握り、恥や外聞も捨てて、法律
違反のもと進められている補償交渉の締結に邁進しています。
川を守ろうという意識は、どこにもないのです。

国家も行政もこの法律違反を知って見逃してきました。

そんな巨大な権力を前に頑張るダム反対派の組合員さんの活動を
今支えてあげることができなければ、
目的のなくなったダムが巨大な墓標のように、
清流を失った子守唄の里・五木にそびえ立つのです。

  本年度着工を阻止できれば、ダムは止まります!

 補償交渉を否決するために身体を張って頑張っている
   反対派組合員さんの戦いを応援するために、
      緊急の資金カンパをお願いします。
     
     ◆◆◆  カンパ振込先 ◆◆◆

 ■郵便局
 【口座番号】01760-9-90480
 【加入者】川辺川・球磨川を守る漁民有志の会

 ■銀 行
 【口座】肥後銀行人吉支店 <普通> 1650974 
 【名義人】駄目ダム基金会計 山本義彦 

        ◆呼びかけ団体◆ 
 子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会
 子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る関西の会
 美しい球磨川を守る市民の会
 清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会
 やまんたろ・かわんたろの会
 川辺川・球磨川を守る漁民有志の会
 やつしろ川漁師組合
 球磨川上流川漁師組合

 問い合わせ先:川辺川・球磨川を守る漁民有志の会
      事務局 毛利正二(携帯090-8834-1533)
            アドレス   mouri.sy@crocus.ocn.ne.jp


◆「高尾山自然保護実行委員会」からのお知らせ

★☆★★☆★高尾山を圏央道計画から守る運動★☆★★☆★
  初めての発信です。よろしく
          
 高尾山は東京の西部に位置し、明治の森高尾国定公園、都立高尾陣場自然
公園として年間260万人が訪れる山として親しまれています。その高尾山に直
径10Mのトンネル2本を貫く圏央道計画は1984年に発表、アセスメント手続き
を経て1989年に都市計画決定され、現在東京都から北の埼玉県部分は供用さ
れています。
 東京都あきる野市では現在インターチェンジの工事が進み、予定地を取得
するための土地収用法も適用され、現在収用認定に対する行政訴訟、都収用
委員会による公開審理が行なわれています。この6月に国会で土地収用法が
改悪され、これらの土地に対する強制収用が行ないやすくなった中、住民は
審理の公平さを求めています。
 高尾山周辺の工事も進み、中央道沿いジャンクション予定地には橋脚が何
本も建設されています。高尾山北側の八王子城跡ではトンネル工事が時間と
金をかけて行なわれている模様です。
 昨年提訴した高尾山周辺の工事差し止め訴訟である高尾山天狗裁判は、10
月15日に第4回の口頭弁論を迎えます。3月には自然物の原告による訴えが
当事者能力が無いとして却下され高裁に控訴しましたが、原告適格が無いと
の判決が出ました。現在の原告は地元地権者、トラスト参加者をはじめ、保
護団体や高尾山愛好者で構成されています。今後の裁判ではトンネルによる
環境破壊、自然享有権、景観権などについて主張する予定です。どなたでも
傍聴できます。
                 
10月11日(木) あきる野土地収用委員会公開審理  都庁2庁ホール2時
10月15日(月) 高尾山天狗裁判   第4回口頭弁論、八王子地裁10時半
10月29日(月) あきる野土地収用事業認定裁判   東京地裁1時半  
11月26日(月) 高尾山天狗裁判   第5回口頭弁論、八王子地裁10時半
11月26日(月) あきる野土地収用事業認定裁判   東京地裁2時
12月1日(土) 高尾山の紅葉を観る 高尾山口駅前10時集合(林の会主催)

高尾山天狗裁判 http://homepage2.nifty.com/takao-san/index.html

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高尾山自然保護実行委員会
   ds2y-ari@asahi-net.or.jp
 http://www.asahi-net.or.jp/~ds2y-ari/zikko.html 
    新井洋子:ds2y-ari@asahi-net.or.jp
http://www.asahi-net.or.jp/~ds2y-ari/
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◆「黒部川ダム問題全国集会」のお知らせ

 脱ダムの全国団体「水源開発問題全国連絡会」と地元3団体「入善・朝日
刺し網部会」「海を守る会」「黒部川ウオッチング・富山ネットワーク」が11月
24日に主催する全国集会の内容が決まりましたので、お知らせします。

・日時…11月24日(土)  18時〜21時
・場所…富山県宇奈月町宇奈月国際会館
     (宇奈月駅下車徒歩1分)
・参加費…1000円
・主な内容
@黒部川の魅力とダム開発(黒部川ウオッチング)

A黒部川漁民の訴え(地元漁民より)

B海と川を守る全国からの連帯アピール(全国団体)

C富山県公害審査会の経過報告(弁護団)

D富山湾のヘドロの堆積とダム排砂(金沢大・田崎研究室)

E宇奈月ダムの排砂ゲート開放を求める(水源連事務局・嶋津氏)

    〓会場にて 伊藤孝司さんの写真展 開催!〓

なお、会場ではフォトジャーナリスト伊藤孝司さんの写真展も行います。
ぜひ、皆さんのおいでをお待ちしております。

@スタッフ募集
  11月24日の全国集会の運営にたくさんの人手が必要です。
  お手伝いいただける方、ご連絡下さい。

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連絡先  kanaya2001@nifty.com
      п父tァックス 076-463-5607(夜)金谷
  黒部川ウォッチング・富山ネットワーク
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◆ ―― 30周年記念シンポジウム・水と緑の街づくりを考える ――
   「川と、山と、海と」━━ 筑後川・耳納連山・有明海

 久留米の自然を守る会の30年の活動を振り返るとともに、原点に帰り
「水と緑のまりづくり」を唱える久留米市の自然環境行政を見つめ直し、
同時に私たちの生活も見直して新たな提言をしたいと考えます。有明海の
異変のことも私たちもまた、大きな影響を与えているのではないかという視
点で考えようと、このシンポジウム『川と、山と、海と』を開催します。

 今回は、日本初の女性アウトドアライターで、日本の川のジャンヌダルク
と呼ばれる天野礼子さんお迎えして「日本の川は、いま」と題して記念講演
をしていただきます。また、地元で活動されている高山賢治さん(耳納のさ
とづくり塾)、田村耕作さん(自然観察指導員)と久留米の自然を守る会代
表の松富士将和もパネリストとして参加し、会場の皆様とともに筑後の環境
について大いに意見を交わしたいと考えています。
 皆様方のご参加お待ちしています。

と き:2001年11月11日(日)13:30〜16:30
ところ:久留米大学医学部・筑水会館(0942-35-3311)
資料代:一般500円

また、フォトジャーナリスト伊藤孝司さんの写真展を
    11月13日(火)〜17日(土)まで、市役所2Fアートスペースで開催します。

主 催:久留米の自然を守る会   
協 賛:久留米野草の会・久留米昆虫同好会・日本野鳥の会筑後支部 他
後 援:朝日新聞社・毎日新聞社・西日本新聞社・読売新聞社

詳細は→  http://kjc.ktroad.ne.jp/011005kurume.html

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久留米の自然を守る会事務局
             久留米市山本町豊田2320-6
       橋田沙弓(Tel/Fax0942-44-2986) 
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◆「空港はいらない静岡県民の会」より

《監査請求を行いました》

10月3日に監査請求と記者会見を行いました。請求人は522名でした。
記者会見では住民投票条例否決にいたる流れの中での
県議会や石川知事の方針を鋭く批判し、監査請求の背景を説明しました。
今日の記者会見の内容としては
 1.住民投票否決は県民の意思を封殺する暴挙であること
 2.石川知事が住民投票条例に賛意を示したことは知事選における
   争点外しの意図があったこと
 3.知事の「住民投票への賛意は県議会の意思にかかる条件付き」との
   発言は選挙前とは異なっていること
 4.知事はまた「空港建設決定の手続きには県民合意が成立していない」
   事も、記者会見の中で認めていること
 5.知事戦後の議会の中で知事が住民投票条例成立のための努力を
   していない事への批判と怒り
 6.「静岡空港専門家委員会」という名の検証委員会の設置は
   「公約違反」の非難をかわすための手段であること

以上を訴え、これらの事実証明のために各社の新聞記事などを添えて
住民監査請求書を渡したこと、それらが認められるまでは
様々な手段を講じて県(知事)と闘っていくことを表明しました。


◆高松海岸に道路計画

伊勢湾では貴重な自然海岸であり、海亀や渡り鳥の渡来地になっている
高松海岸(朝明川河口)に道路計画が持ち上がっています。
高松海岸は木曾三川をはさんで、藤前干潟とは東西に位置していて、藤前
は名古屋港臨海工業開発の中で好運にも残された干潟であり、高松海岸
は四日市臨海工業地帯の開発の中で、かろうじてのこっている自然海岸です。

今、私たちは伊勢湾の危機的な状況をはっきりと見定め、それを如何に
克服していくかを考え、行動するときだと思います。
残されている自然環境をこれ以上壊さず、失われたものを
取りもどす具体的な計画(木曾岬干拓の「海拓」(湿地復元)など)
をつめていくときでしょう。

9月12日の「かすみ4号線道路計画検討委員会」のパブリックヒアリングに、
地元3団体(日本野鳥の会三重県支部・はまひるがおの会・高松干潟を守ろう会)
のみなさんが意見を述べられました。
この道路計画について、期限付き、質問付ホームページにて
意見募集をしているようです。

   <開設期間> H13年10月22日〜11月20日
      http://www.kasumi-4.com

 ●よかったら、意見を出していただけるとありがたいです。
    どうぞ ご協力をよろしくお願いします。

(♪辻さんのメールから抜粋させていただきました)
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@藤前干潟を守る会  辻 淳夫
atuo@mub.biglobe.ne.jp
〒466-0002 名古屋市昭和区吹上町1-29-1-211
TEL/FAX:052-735-0106
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◆やんばるの山は守られた!

≪スイミー≫No.29でもお知らせしましたが、琉球・国頭村では平均年齢73歳の
環境(むかしの)青年団の皆さんがヤンバルの山に作られようとしているゴミ処
分場に反対していました。
このほど、この方たちの主張が認められ、10月3日、那覇地裁において、建設
差し止めの仮処分が決定されました。
とりあえず、"ヤンバルの森"は守られました!
でも、もとよりゴミの問題が解決したわけではありません。
人間の生活と自然の共生をどのように形作っていくのか、まだまだ試練の時は
続きます。
皆さんも一緒に考えてください。

        http://kunigami.10mas.com/


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