****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.37  ******  2001.11.2

〈転載歓迎〉

今日のお知らせ
★川辺川から、キャンペーンのお知らせとご協力のお願い
★「緑化推進環境改善協会」より イベントのお知らせ
★「NPOと企業の協働フォーラム」のご案内
★「びわ湖自然環境ネットワーク」より
★諫早湾干拓工事の見直し案について
★「千葉県自然保護連合・千葉の干潟を守る会」からのお知らせ

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◆川辺川ダム問題をかかえる熊本から、キャンペーンのお知らせと
 皆様へのご協力のお願いです。(緊急!)

   清流を未来へ  川辺川を売らないで! 
     『ダムを止めて!ハガキ作戦』
    〜 漁師さん、総会に参加して、川を守って! 〜

<キャンペーンの主旨>
川辺川ダム本体着工の鍵を握るのが球磨川漁協の2000名の組合員さんたち。
11月中に開催される組合員全員参加による「総会」で、補償案の是非が問われます。
つまりダム着工に合意するか否かの決断が下されるのです。
ダム建設推進派は土建業者等を委任状取得に使うなど、色々な方法・圧力で
ダム着工を組合員に迫っています。
本来なら自分の意志で総会に参加し、自己の判断で決めるべき自由が踏みにじ
られようとしています。
私達は漁協組合員さんに、川や海や将来の環境の事などを十分に考慮していた
だき、圧力に負けないで、自由な意思表示をしていただくことができるよう、応援の
声をはがきに託して届けます。
またこの「はがき作戦」には、自然は誰かのものではなく、国民みんなの共通の
財産であるという想いも込められています。

【呼びかけ人】
  ・ネットワーク『地球村』(くまもと、やつしろ)
  ・川辺川を守りたい女性たちの会

【連絡先】 
〒866−0862 熊本県八代市竹原町1606−1
    ネットワー『地球村』やつしろ事務局
       teru14@d7.dion.ne.jp
      Fax 0965-31-6780
 
    川辺川を守りたい女性たちの会
     Fax  096-389-9810
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これは球磨川漁協総会が開催されるまで続けます。

そこで、全国のみなさんにお願いです!
漁協組合員さんへの応援&お願いのメッセージを送っていただきたいのです。

 ・「推進派の圧力に負けないでください」
 ・「総会に参加してください」
 ・「川辺川を守ってください」
 ・「わたしたちは川を守る本物の漁師さんを応援しています」
 ・「清流川辺川を守り抜いた伝説の漁師となってください」

などなど、組合員さんの心を動かす温かい気持ちを込めたメッセージを葉書きに
書いて、『地球村』やつしろ事務局まで送ってください

@はがき一枚の場合、『地球村』やつしろ事務局宛てにお送りください。
  その際、宛名は小さめにお書きください。

Aはがきが複数の場合、封筒に入れて、お送りください。
  その際、はがきの宛名書きはいりません。
       ***************************

B郵送がどうしても難しい方はメールで送ってください。
     teru14@d7.dion.ne.jp
  その際メッセージは200字以内にまとめてください。
 こちらではがきに印刷いたします。

メッセージのあとには、お名前と都道府県名までお書きください。(任意)
お一人何枚でも書いていただいて結構です。
むしろ、大歓迎!

葉書きは官製はがきでも私製はがきでもかまいません。
私製はがきの場合は切手を貼ってお送りくださいね。

皆様からいただいたはがきは、こちらで責任を持って漁師さんに届けます。

■カンパのお願い
  このキャンペーンはボランティアで運営しています。
  よろしければ、はがきと一緒に切手をカンパしていただけると助かります。

【葉書きの送り先】
 
 ◇ネットワーク『地球村』やつしろ事務局 
   〒866−0826
    熊本県八代市竹原町1606−1
     teru14@d7.dion.ne.jp

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【参考】

●毎日新聞  「川辺川ダム:地元漁協が受け入れ巡り来月総会、最終局面に」
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20011029k0000m040068001c.html

=========記事転載ここから

 熊本県の川辺川ダム(五木・相良村、総事業費 2,650億円)の本体着工を左
右する球磨川漁協の総会が11月上旬に開かれることになり、地元では28日に建
設業者らが推進集会を開くなど、容認、反対両派の動きが激しさを増している。
総会で 16億5,000万円の漁業補償案受け入れが可決されれば着工への大きな関
門はなくなる。計画から35年。ダム問題は最終局面を迎えた。
【下薗和仁、姜弘修】

 地元の建設業者らが人吉市で開いた公共事業拡大を求める「建設業に働く者
の集い」では、大勢の従業員とその家族らを前に福永浩介・人吉市長が「ダム
完成までに 1,000億円の投資がなされるはず。それを雇用と経営改善などに生
かさない手はない」と訴えた。建設会社社長は「本体工事がなくなれば関連工
事もなくなる。冷え込んでいる地域の雇用はどうなるのか、と問いたい」と強
い口調で語った。

 一方、ダムに反対する市民団体「清流川辺川を守る県民の会」など7団体は
今月18日、潮谷義子県知事あてに「これだけのアユが捕れる川を守って」と球
磨川流域の尺アユ3匹を贈り「ダムは県民の了解を得ていない」「環境アセス
が必要」などと要望した。反対派組合員らは29日上京し、扇千景・国土交通相
にも尺アユを贈る予定。

 総会は、反対派が昨年11月以降、開催を求めていたが開かれず、今回は執行
部側が急きょ来月6〜10日の間に開くことを決めた。組合員( 1,834人)の過
半数で総会が成立し、その3分の2以上の賛成で決定する。水面下では容認、
反対両派は確かな1票を獲得しようと委任状の争奪にしのぎを削っている。



◆「緑化推進環境改善協会」より

〓信州・伊那谷発:「バイオマスってなんだ?」展〓

     なぜ、森林バイオマスなの?
  なぜ木を燃やすことが環境に優しいの?
     出かけてくれば、「あ、そうか」
    日本初、ペレットストーブ勢揃い
      木がエネルギーに変わる

日時:2001年11月3日(土) 9:00〜16:00
場所:長野県伊那市西箕輪 はびろ農業公園「みはらしファーム」
   ストープ・パネル展示はレストラン「トマトの木」テラス
   自動車試乗・発電・ペレットバーナーは、おまつり広場(駐車場)
主催:SDG(NPO法人緑化推進環境改善協会)
    伊那谷森林バイオマス利用研究会
後援:長野県上伊那地方事務所
        伊那谷流域林業活性化上伊那地区協議会
内容:
  ○ペレットストーブ(イタリア、スウェーデン、カナダ、日本)の展示・実演
     (→ペレットストーブについて)
  ○ペレットバーナーによる焼とうもろこし、焼き鳥大会
  ○ペレット発電ユニット展示
  ○パネル展示
  ○バイオマス自動車ミニ、試乗体験
  ○ペレットストーブモニター募集
     →当日展示のペレットストーブ1台を、この冬あなたに貸し出します。
              詳細は会場にて。
入場料:もちろん、無料

当日は「みはらしまつり」も開催中。りんご収穫体験、皮むき大会、木曽馬競馬、
ジャンボバウムクーヘン、ストロンボーン(麦わら製の笛)づくり、農産物即売、
試食など、お楽しみ企画がもりだくさんです。

詳細はこちら⇒  http://www.sdg.or.jp/event/index.html

♪「NPO法人緑化推進環境改善協会(SDG)」とは

■わたしたちは見捨てられつつある「日本の林業」を独自の視点から救済したい。
■わたしたちは林業を「生産性のある産業」に変えたい。
■わたしたちは「林業のプロ」を育成したい。
■わたしたちは常識に挑み、考え、行動し、日本の森林を健全な姿に戻したい。

という理念のもとに日本の林業をよみがえらせ、自然利用の一次産業として、
完全循環型消費サイクルをつくりあげるための提案をしています。
長野県における、代替エネルギーとしての木質バイオマス(ペレットストーブ、
オガライトの利用など)の提案、推進普及活動などを展開しています。

「緑のダム構想」や田中知事の「脱ダム宣言」にも示されたように、これからの
林業をみんなで支えていくことが、山や川、森、生き物たち、ひいては海をも
守っていくことにつながっていきます。
ぜひ、SDGのホームページを見て、林業の可能性について、考えてみてください。
    http://www.sdg.or.jp/



◆「NPOと企業の協働フォーラム」のご案内

日本NPOセンターの設立5周年を記念したフォーラムが
11/16(金)ー17(土)2日間にわたって開催されます。
有料セミナーですが、企業の社会貢献担当者ならびにNPOが
一同に会する機会ですのでぜひともご参加下さい。
(16日の夜には懇親会もあります)

 申し込み等詳細は下記ホームページでご参照ください。
 http://www.jnpoc.ne.jp/event/kindex.html
   安田火災海上保険株式会社
   地球環境部 酒井香世子

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  インターネット博覧会に「エコクラシーの森」を出展しています。
  http://www.yasuda-pavilion.com
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◆ 滋賀県 水上バイク環境影響 再調査へ

先日来、お知らせしている琵琶湖の水上バイク問題ですが、これまでの取り組
みの成果がひとつ実現しました。
皆様のご協力によりやっと適正な調査が、おこなわれそうです。

  【 速報 ━━ 26日pm マスコミ関係へのリリース 】
     琵琶湖の水質汚染
            滋賀県  水上バイク環境影響 再調査へ

  この夏行われた滋賀県の水上バイク問題に関する調査及び評価について
 10月24日、開かれた滋賀県の琵琶湖適正利用懇話会で委員の有識者より
 異論、批判が集中していたが、本日10月26日13:00に行われた環境団体
 「びわ湖自然環境ネットワーク( 代表 寺川庄蔵)」他の「適正な水上バイク
 環境影響調査実施に関する緊急申し入れ」  に対 し、滋賀県は11月2日〜4日
 で開催が予定されている志賀町近江舞子での水上バイク競技会で再調査の
 実施の方針を示し、10月30日  (火) 18:00より県庁にて調査方法等について
 環境団体と話し合いをもつこととなった。

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  びわ湖自然環境ネットワーク
       寺川庄蔵
   t-shozo@mx.biwa.ne.jp
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◆諫早湾干拓工事の見直し案

∇農水省が見直し案提示。水門は開放せず!
  10月30日、農水省は長崎県に対して、諫早湾干拓事業の具体的な見直
  し案を提示しました。東工区の農地造成は中止するものの、水門の開放は
  せず、干潟の回復や有明海の環境保全はまったく考慮されていない計画と
  なっています。農水省が県に提示した見直し案の資料を急遽掲載。

∇漁民ネットの漁業者が農水省と直接交渉
  10月26日、有明海漁民・市民ネットワークは、干拓事業による漁業被
  害に関して農水省に申し入れを行いました。農水省の役人に対して、有明
  海異変の現状を訴える漁民の方々の様子を撮影したビデオ(RealPlayer)
  を収録しましたので、ご覧ください。

こちらをご覧下さい⇒  http://www2s.biglobe.ne.jp/~isahaya/



◆「千葉県自然保護連合・千葉の干潟を守る会」からのお知らせ

@田久保晴孝さんが
  写真集『三番瀬・四季の野鳥たち』を刊行

 田久保晴孝さんの写真集『三番瀬・四季の野鳥たち』(風濤社刊1700円
95ページ、菊判)がこのほど刊行されました。
三番瀬で30年間も野鳥の生態観察撮影をつづけてこられた田久保さんが、
撮りためた6000枚の中から厳選しておさめたものです。
 田久保さんは、三番瀬を守る会、千葉県野鳥の会、千葉の干潟を
守る会、三番瀬を守る署名ネットワーク、千葉県自然保護連合など
の役員として、埋め立てから三番瀬を守るために大奮闘してこられ
ました。今回の「三番瀬埋め立て計画中止決定」は、まぎれもなく
田久保さんたちの運動の成果です。埋め立て中止決定と同時期に刊
行された写真集を、多くの方が購入され、選りすぐりのすぐれた写
真を見ながら楽しんでほしいと思います。

@7団体が勉強会を開催「ラムサール条約と日本の湿地の保全」
   
 三番瀬のラムサール条約登録などを求めて活動をつづけている
「千葉の干潟を守る会」「三番瀬を守る署名ネットワーク」など7
団体は10月27日、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の
東梅貞義氏を招き、「ラムサール条約と日本の湿地の保全〜ラムサ
ール条約に登録するには」というテーマで勉強会をひらきました。
 三番瀬を末長く子どもたちに伝えてゆくにはどうしたらよいかは、
私たち沿岸住民の大切な課題です。その保全の知恵として、「賢明
な利用」をよびかけるラムサール条約をもっとよく知りたい、とい
うのが勉強会開催の目的です。
なお、勉強会の結果報告は次のホームページに写真入りで載せま
したのでご覧ください。
  http://www2.justnet.ne.jp/~sanbanze/syukai05.html


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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
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      tel 058-272-8495
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