****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.38  ******  2001.11.6

〈転載歓迎〉

今日のお知らせ
★≪天野礼子 VS 農水省≫ HP上での論戦、始まる!
★「黒部川ダム問題全国集会」と写真展のお知らせ
★「メコン・ウォッチ」から、パクムンダム<世界銀行への手紙
★「千葉の干潟を守る会」より、朝日新聞の記事について
★特集「特殊法人を斬る! 水資源公団編」 放映のお知らせ

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◆天野礼子より、皆様へ

私が7月に刊行した「いらない・公共事業にレッドカード」(集英社刊)について
農水省より公開質問状が届いていました。
多忙により返事が遅れていたのですが、今般その質問状への第一次回答と、
農水省の質問状を、「公共事業チェックを求めるNGOの会」のホームページ
にて公開しています。

 農水省からの申し入れ http://www.ktroad.ne.jp/~kjc/011105nousui.html

 天野代表の回答 http://www.ktroad.ne.jp/~kjc/011105ama.html

ぜひ、ご覧いただき、皆さんのご意見を、私や
農水省 → http://www.maff.go.jp/www/houdo/houdo/houdou010831.htm

に、連絡先を記入してお寄せください。
なお、「いらない」は、全国の10の公共事業を選び、その問題点と、日本国の
公共事業のあり方の問題点を解説し、その上で、その事業をやるお金がある
なら、こんな自然再生事業ができる、という提案をまとめたものです。

                  2001年11月5日 
                     天野礼子(アウトドアライター)

♪この論争に対するご意見やご感想などは、事務局まで、E−メールかFaxで
 お寄せください。HP掲示板にお書き込みいただいても結構です。
 「いらない」(集英社刊 1200円)がお近くの書店でお求めになれない場合は
 当会HPの「関連図書の通信販売」でも扱っております。
    http://www.ktroad.ne.jp/~kjc/tuuhann.html
 どうぞ、ご利用ください。


◆「黒部川ダム問題
     ―― 宇奈月ダム排砂ゲートの開放を求める全国集会」のお知らせ

 脱ダムの全国団体「水源開発問題全国連絡会」と地元3団体「入善・朝日
刺し網部会」「海を守る会」「黒部川ウオッチング・富山ネットワーク」が
11月24日に全国集会を開催いたします。

・日時…11月24日(土)  18時〜21時
・場所…富山県宇奈月町宇奈月国際会館
     (富山地鉄宇奈月温泉駅下車徒歩1分)
・参加費…1000円
・主な内容
@黒部川の魅力とダム開発 ―スライド (黒部川ウオッチング)
A黒部川漁民の訴え(地元漁民より)
B海と川を守る全国からの連帯アピール(川辺川などの漁民の連帯メッセージ)
C富山県公害審査会の経過報告(弁護士からの報告)
D富山湾のヘドロの堆積とダム排砂(金沢大・田崎研究室)
E宇奈月ダムの排砂ゲート開放を求める(水源連事務局・嶋津氏からの提案)

・現地見学会
 11月24日(土)13:00〜17:00
 参加費(資料代)1000円
  Aコース  黒部川河口〜宇奈月ダム見学
  Bコース  宇奈月・出し平ダム見学

 〓 同時開催!伊藤孝司さんの写真展「川は生きているか」 〓

ぜひ、皆さんのおいでをお待ちしております。

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お問い合わせ・お申し込み  kanaya2001@nifty.com
  п浮eax 076-463-5607(夜間のみ)金谷
 黒部川ウオッチング・富山ネットワーク
   http://user.cap.or.jp/~kurobe-r/
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◆「メコン・ウォッチ」からのお知らせ
    〜タイ・パクムンダムから世界銀行への手紙〜

世界銀行が融資して1994年に完成したタイのパクムンダムでは、影響を受けた
数千人の住民たちの闘いが10年以上も続いています。

日本は世界銀行第2の出資国。パクムンダムへの融資を決めた1991年12月の理
事会では、アメリカなど主要なドナー国が反対や棄権にまわりましたが、日本
の理事は賛成したのです。

ダムによって魚の回遊が妨げられ、住民の生活は崩壊しました。しかし住民た
ちは諦めず、生活の回復を求めて運動を続け、ついに今年、4か月の水門開放
を政府から勝ち取りました。魚が戻り始め、人々の漁労に活気が蘇りつつあり
ます。
そして今、水門の永久開放を求めています。ダムではなく川や魚との生活を望
んでいるのです。

住民たちがダムサイト近くに作った抗議村から、先月15日、一通の手紙が世界
銀行に送られました。その中で、被影響住民は、融資機関としての世界銀行の
責任を厳しく問い、水門の永久開放をタイ政府に働きかけること、これまでの
被害に対する補償プログラムを住民と一緒に作ることを求めています。

メコン・ウォッチでは、住民たちの要求を世界銀行が真剣に受け止めて行動に
移すよう、海外のNGOなどとも協調して政府に働きかけていくつもりです。

また、今月中旬、2人の抗議村住民が日本を訪れます。滋賀で開かれる世界湖
沼会議で報告するためです。私たちはお2人を招いて11月16日の夜に東京で講
演会を開く予定です。是非、多くの方々に、日本のODAが作り出したパクムン
の人たちの10年間の苦しみと、その中から生まれてきた住民たちの切実な思い
を聞いて頂きたいと思っています。
 
  パクムンダムについての詳細はこちら↓
http://www.jca.apc.org/mekongwatch/issues/pakmun.html#SEC1

以下は、先月15日に住民たちから世界銀行に宛てて出された手紙を、東京大学
大学院の名村隆行さんが翻訳してくれたものです。

        ■*************************■

パクムンダムによって影響を受けた村人から世界銀行への手紙


世界銀行バンコクオフィス        2001年10月15日
  タイ事務所所長
  イアン・ポーター様

私たち、パクムンダムによって影響を受けた村人と貧民連合は、パクムンダム
サイトのメー・ムン・マン・ユン(永遠なるムン川)第1村からこの手紙を書
いています。私たちの何千人もが、1999年3月23日からここに住みなが
ら、ダムの水門を開放し、ムン川を回復するよう求めています。私たちはま
た、我々を苦しめ、ムン川の漁労を危機に陥らせた環境破壊に対して、世界銀
行が責任を取るよう要求しております。

1990年、世界銀行とタイ発電公社(EGAT)は、パクムンダムの建設を通じ
て私たちの生活を破壊しました。当時、私たちは世界銀行に手紙を送り、パク
ムンダム建設に対する貸付を停止するよう求めました。世界銀行は、私たちの
要求を無視し、私たちの声に耳を傾けようとしませんでした。私たちにとって
みれば、パクムンダム建設は、そこに住んでいる人々が参加することなく決定
されたものでした。

ダムに抗議している間、私たちはよりよい生活を約束されましたが、その約束
は決して果たされることはありませんでした。むしろ、私たちの漁労のほとん
どが壊滅し、地域社会は破壊されました。過去11年以上にわたって私たちが
学んできたことは、EGATによる影響緩和プログラムは私たちが受けた問題を解
決しなかったということです。私たちの地域社会と生活を持続させるための唯
一の手段は、ダムを撤去し、川を回復させることであると強く確信しておりま
す。

世界ダム委員会(WCD)によるパクムン事例研究の最終報告書によりますと、
貯水池とダム上流の漁獲量は60%から80%も減少し、村人の経済的損失は
年間約140万ドルに上ることが明らかになっています。さらにこの報告書で
は、ダム建設以来、56種の魚類が完全に姿を消し、プロジェクトの完了後、
少なくとも51種が減少していると書かれております。WCDによりますと、雨
季の初めに魚の回遊路が遮断されるため、回遊性で早瀬を好む魚種が特に影響
を受けています。WCDはまた、魚道(魚がダムを上れるようにした階段式の人
工道)が「機能しておらず、魚が上流に回遊できないこと」を確認しています。

WCDは、パクムンダムが地域社会の生活に大きな影響を与えてきたことを明ら
かにしています。WCDによりますと、「ダムの上流と下流で漁労を営む人々た
ちは、ダム建設後、漁獲量が50〜100%も減少し、多くの魚種が姿を消し
たと報告した。漁業によって現金収入を得ていた村人は、ダム建設後、研修の
機会が提供されたにもかかわらず、生計を成り立たせるために実行可能な方法
を見出せずにいる。食料の確保や現金収入が不安定になったため、村人たち
は、仕事を探すための出稼ぎを含めて、漁労以外の方法を探し求めた」(WCD
パクムン流域調査 60頁)

WCDは、経済的にみて、このプロジェクトが十分に機能しておらず、取るに足
らない電力量しか供給していないことを明らかにしています。ダムは136メ
ガワットの発電をするものとされていましたが、ピーク時ですら、かろうじて
40メガワットを供給しているに過ぎません。単純に、乾季にタービンを回す
ための十分な水量が確保できないのです。WCDによりますと、全ての利用可能
な電力を4時間のピーク時需要に割り振ったとして、1995年から1998
年の1日の電力生産量から計算したパクムンプロジェクトの実際に信頼できる
発電電力は、たった20.81メガワットなのです。また上流と下流が高水位
にあるということはタービンを回す十分な水圧がないことを意味しますので、
EGATは雨季でさえ操業を停止せざるをえないのです。

さらにWCDは、潅漑の便益は実際には全くないことを明らかにしました。WCD
は、「もし実際の本当の便益を経済分析に用いていたとすれば、このプロジェ
クトが建設されることはなかったに違いない」と結論付けています。

私たちが長い間ダムサイトや首相府で抗議活動を続けてきた結果、2001
年、タイ政府は、魚が上流に回遊できるようにするために、パクムンダムの水
門を4か月間開放することに同意しました。水門を開放して2か月後、私たち
は独自の調査を行い、119種の魚類がムン川に戻ってきたことことを確認し
ました。私たちの認識では、99種は南シナ海から回遊してきたうなぎを含め
た回遊性の魚類です。

私たちはまた、54種の固有植物種と23種の草本性の植物種を確認しまし
た。それらは、水が後退したあとに、川岸に生育するものです。

私たちは、今年の水門開放がムン川の生態系を回復させてはないものの、私た
ちの生活を元に戻していることを学びました。また、食料の安定を高めると同
時に、漁業によって現金収入を稼ぐことができるようになりました。

こうした情報によって明確になったのは、あなた方の機関が支援したダムが、
この川と私たちの地域社会の破壊を引き起こし、水門開放こそが、私たちが直
面する問題を解決する唯一の手段であるということです。

それゆえ、私たちは世界銀行に対して、あなた方が私たちの生活と、ムン川の
生態系と漁業にもたらした破壊に対して、責任を取るように求めているので
す。

WCDは最終報告書の中で、世界銀行は「過去のプロジェクトをレビューして、
計画以下しか実施されていなかったり、今も未解決だったりする問題を特定
し、借入国のためにそのようなプロジェクトの負荷を一緒に解決する。これに
は、たとえば、借入国が未解決の経済、社会、環境問題を解決するのを手助け
するための新たな支援をすることも含む」と勧告しています。

パクムンダムとはこのようなプロジェクトなのです。私たちは世界銀行に対し
て、ダムの水門を永久に開放してムン川の生態系を回復することによって、パ
クムンダムを閉鎖することをタイ政府に働きかけるよう要求します。パクムン
ダムの水門を永久に開放することは、私たちの地域社会にとってだけでなく、
ムン川からの魚に依存している、ムン/チー川とメコン河流域に住む何百万も
の人々を含む将来の世代のためにも有益であると信じています。

私たちはまた、世界銀行に対して、地域社会の生活を回復するための賠償プロ
グラムを作るため、私たちと連携することを要求します。

ここ書いたことこそが、私たちが抱える問題を解決する方法や手段であり、あ
なた方が私たちの要求を真剣に受け止めてくれることを心から願っています。

敬具

パクムンダムに影響を受けた村人と貧民連合より
メー・ムン・マン・ユン(永遠なるムン川)第1村
パクムンダムサイト近くコンジアム郡、ウボンラチャタニ県

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メコン・ウォッチ   松本 悟
〒110-8605 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5F
Tel: 03-3832-5034, Fax: 03-5818-0520
http://www.jca.apc.org/mekongwatch/
E−mail mekong-w@co.xdsl.ne.jp
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◆「千葉の干潟を守る会」より、朝日新聞の三番瀬記事の問題点について

 ご存じの方も多いと思いますが、朝日新聞は全国版で10月29日か
ら11月2日まで5回連載で三番瀬問題をとりあげました。タイトル
は「三番瀬」です。書いたのは三番瀬を担当している千葉・京葉支
局の記者です。
 この記事には、事実と異なったり疑問のある箇所がいくつかあり
ます。ここでは4点を指摘します。

(1)堂本知事は埋め立てに決別していない

 連載の第1回では、「新知事、埋め立てに決別」という見出しを
つけていますが、これは間違いです。県議会あいさつ(注)を読めば
わかるように、知事は「101ヘクタールの埋め立て計画は行わない」
と表明したのであって、埋め立てそのものをやめるとは一度も言っ
ていません。つまり、自然保護団体が強く求めている「埋め立てと
の決別宣言」(「脱埋め立て宣言」)はしていないのです。
 知事は、101ヘクタールの計画を撤回したうえで、今後、専門家
や地元住民、漁業関係者などが参加する「検討会議」で具体的な再
生計画を策定するとしています。その際、知事は、「一番奥の三番
瀬は放っておけば自然になくなっちゃう」(毎日、10/24)などと
言い、「手を加えること」や「里海再生」の必要性を相変わらず主
張しつづけています。

 (注)知事の県議会あいさつの内容は次のHPを参照。
 http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_zaisei/chiji/0109r.html


(2)埋め立て計画凍結の原因は経済不況ではない

 連載の第2回では、「61年に浮上した県の埋め立て構想は、経済
状況の変化で一時凍結された」と書いています。これも間違いです。
埋め立て計画が1973年に凍結された直接の原因は、経済不況ではな
く、埋め立て反対運動によるものです。
 1950年代以降、千葉の東京湾岸はかたっぱしから埋め立てられま
した。埋め立て地には工場が林立し、工場から排出される有害なば
い煙や廃水が空や海を汚し、住民の健康にも重大な被害をおよぼし
ました。1970年代に入ると、そうした諸悪の根源は埋め立てにある
ということが認識されるようになり、公害反対運動や埋め立て反対
運動が大きく盛り上がりました。「千葉の干潟を守る会」や「房総
の自然を守る会」(現在の県自然保護連合)などは、1972年から73
年にかけて開かれた国会に、「東京湾埋め立て中止と干潟保全」と
いう請願書を提出しましたが、これが国会で採択されました。採択
の背景には、環境があまりにもひどくなったということと、市民運
動の力があったのです。この結果、千葉県は1973年2月、大規模埋
め立ての続行を断念し、三番瀬埋め立て計画(京葉港2期・市川二
期計画)などを凍結する方針を打ち出しました。その後、同年10月
にオイルショックが起き、県は新たな埋め立てができなくなりまし
た。
 これが事実です。ですから、朝日新聞が「経済状況の変化で一時
凍結された」と書いているのはウソです。ここには、事実をきちん
とみようとしなかったり、市民運動の力をなかなか認めようとしな
いマスコミの弱点が如実にあらわれています。


(3)「市民団体は埋め立て計画中止で一致」は事実と違う

 連載の第3回では、「市民団体の間には、保全のあり方をめぐる
意見対立もあったが、『現行の101ヘクタール埋め立て計画は中止』
という点では一致していた」と書いています。これもウソッパチで
す。
 三番瀬保全運動にかかわっている方はご存じのように、埋め立て
計画の白紙撤回や中止を堂々と主張し、運動してきた団体はそんな
に多くはありませんでした。「千葉の干潟を守る会」「三番瀬を守
る会」「三番瀬を守る署名ネットワーク」「千葉県野鳥の会」「市
川緑の市民フォーラム」などの自然保護団体は、一貫して埋め立て
中止を求めて運動をつづけました。しかし、「三番瀬フォーラム」
は、1999年6月に埋め立て規模が101ヘクタールに縮小されたあと
は、「面積と形状をみると、我々の対案と極めて類似したものにな
った」(朝日、1999.6.11)と述べ、縮小案を高く評価しました。
2000年3月開催の同団体主催シンポでは、同団体顧問の小埜尾精一
氏が「市川側の三番瀬は病んでいる状態であり、これを治すために
“手術”するのならよい」「三番瀬の本体が死なないのなら、埋め
立てもよい」などと述べ、101ヘクタールの埋め立て計画を容認す
る立場を明確にしました。このことは、たとえば『読売新聞』
(2000.3.19)でも報じられています。
 また、「三番瀬Do会議」も、堂本知事誕生後は「白紙撤回支持」
と言いだしましたが、それまでは埋め立て計画の中止や白紙撤回を
一度も表明したことがありません。反対に、「白紙撤回では多くの
市民の共感を得られない」などと述べて、白紙撤回の主張や運動を
さかんに批判していました。同団体の鈴木美和子事務局長はこうも
述べています。
 「自然の好きな人たちが集まって、開発計画に反対・抗議する 
 という素朴な古い自然保護運動における『市民』は『白紙撤回』
 しか言わないので楽だし、ピュアで自己犠牲的なので人びとに理
 解されやすい」(『ACT』1999年7月12日号)
 「三番瀬の運動のむずかしさは、県が計画を白紙撤回してしまう
 と、市民は海を利用できないままになるという点にある。野鳥愛
 好家などは人が入ると鳥が沖に逃げるので今の垂直護岸でいいと
 いう意見だが、人々が無関心のままでは三番瀬は守れない」  
 (『技術と人間』2000年4月号)
 以上をみれば、「101ヘクタール埋め立て計画中止という点では
一致していた」という見方はまちがいであることがわかるでしょう。
このことは、関係者の間では周知の事実でもあります。


(4)サンフランシスコ湾行政担当者の話に疑問

 第4回では、「(サンフランシスコ湾の)行政担当者は、自然破
壊が進んでいる三番瀬の写真を見て『かなり手を加える必要がある。
100%環境を戻せない可能性もあると思う』と話した」と書いてい
ます。
 しかし、記者はいったいどんな写真を見せて、どのように説明し
たのでしょうか。また、写真をみただけで、はたしてそんなことが
言いきれるのでしょうか。かなり疑問のある記事です。

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 以上、朝日新聞三番瀬記事の問題点を4点指摘しました。ちなみ
に、同紙千葉支局の記者は、ブラスコ・ラムサール条約事務局長の
三番瀬視察(9月2日)の際も、ブラスコ氏が「干潟を保つための
資本投入も意味があると信じている」と語ったと書き、ブラスコ氏
の発言内容をねじまげて報道しました。読売、毎日、千葉日報、東
京、産経、赤旗がブラスコ発言を比較的正確に報道したなかで、こ
の朝日の記事はもっとも出来の悪いものでした。

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千葉県自然保護連合・千葉の干潟を守る会 中山
 ★ホームページ
   千葉県自然保護連合「房総の自然と環境」
     http://www4.justnet.ne.jp/~boso/
   千葉の干潟を守る会「三番瀬を未来に残そう」
     http://www2.justnet.ne.jp/~sanbanze/
 ★Eメール
    boso@ma4.justnet.ne.jp
    sanbanze@ma2.justnet.ne.jp
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◆特集「特殊法人を斬る! 水資源公団編」 放映のお知らせ

11月19日(月)日本テレビ(関東圏)の「ニュースプラス1」で
「特殊法人を斬る! 水資源公団編」が放映される予定です。

【長年、特殊法人問題を追いかけ、行革断行評議委員会のメンバーでもある
猪瀬直樹氏をキャスターに迎え、お送りする「特殊法人プロジェクト」。
今回は日本一の無駄な公共事業と言われる長良川河口堰とその建設に
携わった水資源公団を徹底追及する。】

構成予定
 ・水がまずい ―― まずい長良川河口堰の水を飲まされる知多半島
              無駄な水のために無駄な浄水場を作っている現実
  ・水はいりません ―― 河口堰の水を拒否した亀山市

などなど、の予定で放映されます。
ぜひ、お見逃しなく!!

♪なお、本日より、朝日新聞政治面にて「土建国家の終章 ―― 要らない水」
 も始まりました。第1回の今日は長良川河口堰からの導水に待ったをかけた、
 「亀山の水道水を考える会」についての記事です。
 こちらもどうぞ、お読みください!


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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
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  公共事業チェックを求めるNGOの会 
      tel 058-272-8495
      fax 058-271-8279
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      kjc@mx1.ktroad.ne.jp
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