****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.42  ******  2001.12.10


緊急メール行動に協力を。
これを多くの仲間やマスコミに広めてください。

2001年12月10日
「公共事業チェックを求めるNGOの会」  代表 天野礼子



  「久留米市のゴミ埋め立てに反対し、
          水源を守る女性たちの“座り込み”を支持しよう!」

今年の1月4日に久留米市は、水源の森である高良内(こうらうち)川をゴミの埋め立
て地にする工事を強行しようとしました。
高良内地区の住民は、東京都日の出町のNGOや私に応援を求め、現地(山の中で寒
い)で見張り番を続けました。そのうち男性はまず不法侵入で訴えられ現地入りでき
なくなり、女性群が高齢者も含めて厳寒の中、座り込みを続けました。
その後、市との話し合いが持たれ、弁護士も入れていますが、運動は切り崩しにも
遭っています。そもそも、現地の杉谷という場所は、高良内地区の共有財産区の森で
した。それを名義上の代表であるだけの市長が、住民に無断で、市所有の他の地所と
交換してしまい、そして市のものとした上で、工事を強行しようとし、そしてもとも
との所有者であった男性たちが入った時、「不法侵入」で訴えたというとんでもない
ものなのです。これは、マンションの管理を任されている管理人が、オーナーに無断
で他のマンションと交換し、オーナーがマンションに入場しようとしたら、訴えたこ
とになりますね。裁判所はこれを有罪としました。三権が全く分立していない情けな
い裁判が当たり前のニッポンでも、これは相当の悪判決と言わざるを得ません。
しかしそれでも、現実は待ってくれないので、女たちがマスクや、黒メガネをして、
赤ん坊を背負ったり、腰痛を我慢しながら、雪のちらつく中も猛暑も、高良川(筑後
川の最後の清流支流の一つ)を守り抜いてきたのです。

明日、12月11日に、市との再協議が行なわれますが、それが決裂すれば、また雪の山
中での工事阻止行動が、女たちによって再開されます。
これまでは全国版では「フライデー」(2001年4月27日号)などが報道しただけで
す。「ゴミ問題は21世紀の課題で、処分場を拒むのは住民エゴ」という推進派の声
にジャーナリストはひるむのでしょうか。

久留米では「530(ゴミゼロの会)」などのNGOが「私たちはこれ以上ゴミを出
さない生き方を選び、私たちの水源を守りたい」と、高良内のおばちゃんたちを励ま
しています。高良内の女たちは、「うちらは、自分達のためだけで闘うんやなかた
い。
ここは筑後川の水源なんよ」と訴えています。


NGO、ジャーナリストの皆さん!

高良内(こうらうち)の女たちを応援してください。
現地へ駆けつけてください。
励ましのお手紙を出してください。
700〜900mの高地で女たちが寒い中で闘いを続けています。

市長への抗議を市役所秘書室へ   пF0942(30)9105

現地状況のお問い合わせ  
 ・大山高子さん  久留米市高良内町2247の162
 ・「530(ゴミゼロ)の会」今村由子  携帯090-3732-4942 


 *〜〜・゜*〜〜・゜*〜〜・゜*〜〜・゜*〜〜
  公共事業チェックを求めるNGOの会 
      tel 058-272-8495
      fax 058-271-8279
     http://kjc.ktroad.ne.jp/
      kjc@mx1.ktroad.ne.jp
 *〜〜・゜*〜〜・゜*〜〜・゜*〜〜・゜*〜〜