****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.67 ****** 2002.11.20
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│転載転送歓迎│
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■■■■■■■■■脱ダム国際シンポジウム■■■■■■■■■
「公共事業、世界の潮流、長野の選択
━━ ダムに頼らない総合治水を考える」
〜 in NAGANO 〜
☆長野の「今」を 日本の「未来」へ☆
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いよいよ日本にも“ダム撤去”の時代が到来しそうです。
日本のモデル“長野”に新しい風をおくりましょう!
12月12日(月)、世界で一番新しいEUの河川政策をお届けします。
●日時:2002年12月12日(木) PM
6:00〜9:30(開場5:30)
●場所:長野県松本市勤労者福祉センター
(松本市中央4−7−26 TEL0263-35-6286)
・徒歩:駅前の大通りを「あがたの森文化会館」に向かい、
10個目の信号機を左折、約200m先左手(約20分)
・バス:駅前バスターミナルから松電バス「横田経由浅間温泉行き」、
又は「北市内線東回り」、勤労者福祉センター口下車徒歩5分
・駐車場100台
●主催:脱ダム国際シンポジウム実行委員会
公共事業チェックを求めるNGOの会
●後援:長野県・松本市
●入場料:500円
●お問い合わせは
脱ダム国際シンポジウム実行委員会
TEL 0263-33-9513 (田口)
公共事業チェックを求めるNGOの会 TEL
058-272-8495
Eメール kjc@mx1.ktroad.ne.jp
●プログラム
「ヨーロッパで進むダムに頼らない治水」
カール・アレクサンダー・ジンク Karl
Alexander Zinke
(環境管理コンサルタント、元WWFオーストリア河川専門家
ウィーン在住)
「近自然工法による治水と自然再生」
福留脩文(西日本科学技術研究所所長)
「撤去へ進むアメリカと、日本における“これからの公共事業”」
天野礼子 (アウトドアライター)
<パネルディスカッション>
「世界の潮流を受けた“長野モデル”のあるべき姿」
五十嵐敬喜(法政大学教授・公共事業論)
福留脩文
天野礼子
≪特別ゲスト≫ 田中康夫 長野県知事
アレクサンダー・ジンク氏の講演内容の概要は↓をご覧下さい
http://www.ktroad.ne.jp/~kjc/021109datudamu.html#jink
※チラシができております。
ご希望の方にはお送りしますので、事務局まで御連絡ください。
(長良川ネットワーク会員、kjc会員の方には近日中にお送りいたします)
配布していただけたり、お店などに置いていただける方には
(特に長野県周辺で)ご希望枚数をお送りしますので、
ぜひ、ご協力をお願いいたします!!
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☆━今日のお知らせ━━━━━━━☆
★緊急シンポ「東冠状大橋建設と吉野川河口干潟」のお知らせ
★FoE Japanより「サンロケダム裁判カンパ」のお願い
★新入会員のご紹介
★おすすめサイト
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◆緊急シンポジウム
『 東環状大橋(仮称)建設と吉野川河口干潟
』
〜こんなに美しい空と風があることを世界に誇りたい〜♪〜☆
徳島県を流れる吉野川河口に広がる干潟は、日本で最初に【東アジア・オース
トラリア地域におけるシギ・チドリ類重要生息地ネットワーク】に参加した貴
重な干潟であり、近い将来【ラムサール登録湿地】に登録されるべき国際的にも
評価の高い干潟です。また、レッドデータブックに掲載されているシオマネキ、
ハクセンシオマネキやルイスハンミョウをはじめ、今や各地の干潟から姿を消し
つつある多種多様な生きものが、ごく当たり前に見られる場所です。そして、吉
野川河口は良質な海苔やシジミを産出しており、その環境維持に河口干潟は大き
な役割を果たしているばかりではなく、たくさんの人々に豊かな水辺環境を提供
しています。
河口の川幅〔1300m〕は全国一、二位の広さです。また、シオマネキの推
定生息数は全国一と言われ、都市のそばを流れる大河の河口に奇跡的に残された
干潟は、まさに日本においてすばらしい生態系を保持する第一級の河口干潟です。
ところが、この河口干潟の真上に架かる【東環状大橋】が今年度中にも着工
されようとしています。橋本体だけでも250億円、関連の東環状線全体では1300
億円の巨費を投じる大型公共事業です。河口干潟は、吉野川の命を支える大切な
場所。この東環状大橋建設は、吉野川の命のつながりを断ち、河口生態系に大き
な影響を与えることが心配されます。
☆吉野川の河口干潟はみんなの宝物。
☆この自然とひきかえにして私たちが得るものは何なんでしょうか?
☆失うものは何なんでしょうか?
私たちは、シンポジウムをとおして、≫吉野川河口干潟の重要性≪
を改めて
見直すともに、まちづくりのこと、人と自然との関わりについて、そして公共
事業のありかたについて考えたいと思います。
■日時:2002年11月24日(日) 午後2時〜5時30分
■場所:沖洲コミュニティセンター
徳島市北沖洲3丁目4番7号 電話088−664−7139
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/guide/kokyo/comcen/comcen16.html
■主催:吉野川ひがたの会(シンポジウム実行委員会)
■後援:朝日新聞徳島支局・諫早干潟緊急救済東京事務所・NHK徳島放送局
公共事業チェックを求めるNGOの会・WWFJ・NACSJ・日本湿
地ネットワーク
他
■資料代 500円
プログラム━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●吉野川河口干潟の重要性 清野 聡子(東大大学院)
●吉野川河口干潟の保全の意義 花輪 伸一(WWFジャパン)
●東環状大橋建設について 石井愃義(徳島県自然保護協会)
●人形劇〜吉野川ひがた円卓会議〜よしのがわひがたファンクラブ
■パネルディスカッション [パネリスト] 敬称略・順不同
石井 愃義 (徳島県自然保護協会)
井口 利枝子(とくしま自然観察の会)
要 哲雄 (徳島県・県土整備部都市計画課)
佐藤 謙一郎(衆議院議員・公共事業チェック議員の会事務局長)
清野 聡子 (東大大学院)
曽良 寛武 (日本野鳥の会徳島県支部)
中嶋 信 (徳島大学総合科学部教授)
花輪 伸一 (WWFジャパン)
姫野 雅義 (吉野川みんなの会)
★東環状大橋建設・予定地 現地説明会★
シンポジウム参加のパネリストのみなさんと、
もう見納めになるかもしれない、
吉野川河口干潟の風景を楽しみましょう!
■日 時 11月24日(日)正午〜午後1時15分
■集合場所 沖洲樋門(徳島市金沢町県営住宅
北側)雨天決行
河口の広がり、空と風、川の色、渡り鳥や吉野川冬の風物詩海苔ひびの光景・・・
*駐車場がありませんので、河口南堤河川敷に駐車して、堤防の上を歩いて、
お越しください。
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10月5日緊急シンポ《吉野川河口干潟を救え!》の模様はこのURLで↓
http://www.southwave.co.jp/swave/8_cover/2002/cover0219.htm
連絡先『吉野川ひがたの会』事務局担当 あいはら
E-mail BZF23310@nifty.ne.jp
TEL:088-656-2204 FAX:088-656-2305
◆ ―― サンロケ裁判 カンパのお願い ―――
◆
フィリピン・サンロケダムの フィリピン法違反を問う!
日本の国際協力銀行の融資約800億円で建設が進むフィリピン・サンロケダム。
現地では、この事業がフィリピンの国内法に違反しているとして裁判に訴える
準備が着々と進んでいます。
しかし、裁判の準備のために必要な調査には時間がかかる上、これまで、その
経費もかなり嵩んできています。裁判の準備を中心になって進めているNGO(コ
ルディリェラ民族連合)の拠点とするバギオ市から、調査地であるダルピリップ
村やパンガシナン州に行くための交通費(車を1日チャーター)、また、調査中の
食費なども馬鹿になりません。
そこで、日本からも、この裁判にかかる費用を幾分でも支援しようと、一口
1000円のカンパを広く呼びかけることにしました。
地元の住民や先住民族は、この事業が自分たちの伝統的な川沿いでの生活を脅
かしているとして、約7年間、ダムの建設に反対してきました。しかし、現在、
彼らの反対の声もむなしく、工事は約98%まで終わり、貯水が開始されてしまい
ました。彼らにとって、今、法的に事業を差し止めることが急務となっています。
フィリピンの裁判所で違法の判決が出れば、国際協力銀行も残りの融資10%を止
めざるを得なくなります。
ぜひ、皆さんのご協力をよろしくお願いします。
なお、カンパをいただいた方のお名前をFoEのホームページに掲載させていた
だくことにしていますが、掲載をご希望されない方は振込み用紙にその旨お書き
くださいますようお願いいたします。
●カンパしていただける方は――
一口1000円を基本として、以下まで郵便振替でお願いします。
郵便振替口座 00130−2−68026
加入者名 FoE Japan
※通信欄に 「サンロケ カンパ」 とご記入ください。
●締切は――2002年12月31日まで
●お問い合わせは――
国際環境NGO FoE Japan(担当:波多江)
TEL: 03-3951-1081 FAX: 03-3951-1084
E-mail: hatae@foejapan.org
WEB: http://www.FoEJapan.org/aid/
*サンロケダム事業とは?――
ルソン島北西部を流れるアグノ川上流で建設中のサンロケダム(345MW)は、
発電、灌漑、水質改善、洪水制御を目的とした多目的ダム。事業の発電部門を担
当するサンロケパワー社は丸紅や関西電力などが出資する現地の合弁企業だ。ま
た、事業の総工費12億ドルのうち約7億ドルを日本の国際協力銀行が融資してい
る。このダムは下流で多くの立ち退き者を出すだけでなく、土砂堆積や集水域管
理計画の不備により、上流の先住民族にも多大な被害を与えると考えられるため
、住民組織や自治体、国際NGOが計画の見直しを求めてきたが、ダム建設は現在
98%まで進んでしまい、2002年8月、ダム湖への貯水が開始された。
※より詳細な情報は、WEBサイトでご覧ください。
→ http://www.FoEJapan.org/aid/jbic02/sr/index.html
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国際環境NGO FoE Japan(Friends of the Earth
Japan)
開発金融と環境 プログラム
波多江 秀枝 (はたえ ほづえ)
〒171-0031 東京都豊島区目白 3-17-24 2F
TEL: 03-3951-1081 FAX: 03-3951-1084
E-mail: hatae@foejapan.org WEB: http://www.FoEJapan.org
FoE Japanでは現在会員を募集しています!
会員には季刊の「FoE Japanニュースレター」やイベントのお知らせをお送りしま
す。
詳しいお問い合せは info@foejapan.org まで!
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◆新入会員のご紹介
「21世紀環境人権ネットワーク」
20世紀は、人類が未ぞ有の発展を遂げた世紀でした。しかし、反面、富と貧困
の差は拡大し、資源国と資源を消費する国との間には著しい格差が生まれ、そ
こに民族や宗教、国家間の利害が入り組み、いわゆる南北問題をより複雑にさ
せています。開発途上国の債権額は天文学的なものとなり、世界中の圧倒的多
数である困窮者は生涯に「満腹」という感覚を体験せずに死に、飢餓・疫病など
におびえる日々を送っています。
人類の生存活動によって地球環境は抜き差しならない状態にまで破壊され、
資源枯渇、食・水不足、大気汚染、疫病などによって人類の生存は危機的な状況
に追い込まれています。
21世紀は「環境と人権の世紀」といわれています。前世紀の人類の愚行を反省
し、未来への扉を開く希望の世紀として迎えられました。しかし、前世紀の遺物を
そのまま引きずるかのように、新世紀の初頭にまた、愚かな道を進もうとしていま
す。戦争・殺戮、敵対と憎悪、生命の軽視、自然破壊など、前世紀の愚行を教訓
としない人類は、果たして今世紀を希望の世紀とすることができるのだろうか。
環境と人権、一見接点のないような言葉ですが、自然への畏怖、生命への畏敬、
人々への崇高な敬愛をあらわしており、人間が侵してはならない、侵すことのでき
ないものであり、これこそ人類の未来を左右する重要なキーワードなのです。
私達はこの想いを実践するため、各地で環境、人権を守るために闘い、活動す
るものです。そして、志を同じくする全ての人たちと手を結び、学び、ともに行動
します。
それが『21世紀環境人権ネットワーク』なのです。
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「21世紀環境人権ネットワーク」
Eメールアドレス: haranaka@mx71.tiki.ne.jp
ホームページURL: http://www.21c-net.org
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◆おすすめサイト
「楽しく学んで再発見!『山麓探偵団』
〜富士山麓には 自然・文化・歴史・人材が豊富です〜」
http://www.mfi.or.jp/amin/tantei-top.htm
遥かに富士山を眺めるとき、その"姿形の美しさ"に心洗われます。
そして間近に生活するとき、富士山の雄大さ厳しさに身を正し、山麓の豊かな
恵みに感謝します。
しかも、四季の彩り、水の豊かさ、野鳥のさえずりに囲まれて、林の中に、山奥
に、里人の口伝に数多くの歴史のロマンを秘めています。
「山麓探偵団」では、これら富士山麓周辺の未知なる自然の美しさ、偉大さを学
び、体験し、そこに織り成された歴史のロマン等にも思いを馳せながら、現代人の
「未来への責任と可能性」を探っていこうというものです。
時々刻々と荒れなんとするものへの環境保全は、一刻も怠るべきではありません
が、「山麓探偵団」では、まず山麓の未知なる自然を直接体験し、ロマンと文化に
親しむことを目的とします。その過程の中で環境破壊や現代人の心の荒廃も、
きっと直視できるものと思われます。
(ホームページより抜粋)
■入団資格
<個人>
富士山麓の自然と文化に親しみと興味を持ち、学ぶ意欲のある小学生高学年以上、
国籍、性別は問いません
<グループ>
自然を愛し、自然に学び、自然と共に呼吸しようとするグループ
(5名以上のグループ、職場、学校等)
☆「森の喫茶室 あみん」もよろしく!!
http://www.mfi.or.jp/amin/
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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
┃また、配信停止のお申し出は事務局までご連絡ください。
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公共事業チェックを求めるNGOの会
tel 058-272-8495
fax 058-271-8279
http://kjc.ktroad.ne.jp/
kjc@mx1.ktroad.ne.jp
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