****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.76 ******  2003.3.14

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│転載転送歓迎│
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「公共事業チェックを求めるNGOの会」主催の
   「世界水フォーラム」参加セッション

 〓ダム建設は必要か?(Are dams constructions necessary?)〓
        http://www.ktroad.ne.jp/~kjc/index.html


日時:2003年3月21日(金・祝) AM 8:45〜11:30
会場:京都国際会館  会議室 B-2    
定員:200名
世界水フォーラム入場料(一日参加登録):8,000円 
  当日券は会場でお求め下さい。
  http://regi.water-forum3.com/indexj.html


皆さまのご参加をお待ちしております。


☆━今日のお知らせ━━━━━━━☆

★「川辺川を守る県民の会」からのお知らせ
★「Water Advocates」からのお知らせ
★「自然の権利」基金からのお知らせ
★おすすめサイト

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◆「川辺川を守る県民の会」から

京都近辺で3月半ばから末まで「第3回世界水フォーラム」が開かれ
ますが、それに合わせて動いている多くの国内外のNGOの一つ、Youth
Water Japan企画を以下ご案内します。
一連のYouth World Water Forumという企画で、3/14・15のプレセッシ
ョン(京都精華大)の他、音楽イベントや映画祭もやるようです。
詳細は→ http://www.youthwater.jp/

そのうち、3/15(土)午後の「水と開発」セッションで、川辺川ダムについて、
写真等を交えた報告と、川辺川からのビデオメッセージなどを流す予定にしていま
す。
国内約10ヶ所の「水と開発」問題レポートに続き、国内・海外事例
各1つずつ、川辺川ダムとフィリピン・サンロケダムについて映像や
住民の声を交えて報告と問題提起をします。
http://www.youthwater.jp/ywwf.htm

詳しくはHPをご覧下さい  http://www.youthwater.jp/
また、参加には登録が必要ですので、HPからお申し込みください。

 ▽申し込み先▽
 E-mail:regi@youthwater.jp(担当:細谷)
   Fax:03-5212-1649 野田宛

*ご質問等がありましたら、sinsaku003@hotmail.com(担当:西村)
  までお問い合わせください。


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★川辺川を守る県民の会 http://kawabegawa.jp/
★ダムを止め、日本で最も美しい清流・川辺川を守る
 ため、カンパへのご協力をお願いします!
   郵便振替口座 01700−5−54803 
   口座名称   川辺川サポーターの会
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◆「Water Advocates」からのお知らせ

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            交流: 水から・・・
        「ダムではなく、民営化ではなく」
         〜世界より、故きを温め、新しきを知る〜(仮題)
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▼日時: 3月21日(金・祝) 13:30〜21:00
▼場所: キャンパスプラザ京都 2階ホール
      (JR京都駅ビル駐車場西側)
http://www.consortium.or.jp/campusplaza/access.html

▼主催:water advocates
 water advocatesは世界中で起こっている水問題についてインターネット、
セミナー、紙媒体、を通じて、市民の方々にその問題の重要性について広
く知ってもらうことを目的とした団体です。

▼シンポジウム目的

□□□□  企業主導の水フォーラムとは意見を異にするため  □□□□

 現在世界中で、「ダム」、「水の民営化」に対する市民の抗議の声がうねりと
なっています。第三回世界水フォーラムでは世界中のNGO・市民団体がそうい
った普段私達が耳にしない声を、京都に、日本に、そして世界に広めるために
やって来ます。しかし、世界水フォーラムでは当初より援助機関や多国籍企業
といった発言権のある団体がイニシアチブを握り、ダム建設や水の民営化を
推進するために準備しているようです。ですからwater advocatesは企業主導
の水フォーラムとは意見を異にするシンポジウムを開催いたします。そして参
加者の皆様に少しでも「ダム」、「水の民営化」に関して考える機会を提供でき
れば幸いです。多忙中と存じますがぜひご参加下さい。
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□□□
 

▼参加費:2000円(夕食代込み) 事前申し込みの方は1500円(夕食代込み)
      (注:ディスカッション参加なしの方も参加費は変わりません)

▼参加申し込み
食事の準備と資料の都合のため事前申し込みとさせていただきます。
申し込み期限日:3月18日(火)まで
FAXまたはE-mailで
  FAX:075-465-1988
  kyoto-plan@wateradvocates.jp
に、氏名、所属、住所、電話、FAX、emailアドレスを書いてお送りください。

詳細はこちらへ→  http://www.wateradvocates.jp/jp/mizukara.html

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Water Advocates
Tel/Fax:075-465-1988
090-8047-9414(宮田)
mailto:kyoto-plan@wateradvocates.jp (宮田)
http://www.wateradvocates.jp/



◆「自然の権利」基金からイベントのご案内

アマミノクロウサギ裁判でおなじみ(?)の「自然の権利」基金と申します。下記
の通り「干潟を守る日2003」参加のイベントを行ないます。
 とうとう昨夏、前面堤防が工事が強行されてしまいました。このままでは、諫早
湾・有明海が死んでしまいます。なんとしても工事中止を実現するため、ぜひ
みなさんのご参加・ご協力をお願いいたします。

【概要】
タイトル:有明海をめぐる裁判の役割と可能性―緊急救済政策の提言―
主催:日本環境法律家連盟/「自然の権利」基金
日時:4月5日(土)14-17:00
場所:高城会館 大研修室(長崎県諫早市高城町5-25 電話0957-24-1500)
資料代:500円
連絡先:「自然の権利」基金事務局・余門(よもん)光子
shizennokenri@green-justice.com
  〒451-0031名古屋市西区城西1丁目12番12号パークサイドビル3階
    名古屋E&J法律事務所内
    T.052-528-1560 F.052-528-1561

【プログラム】
1. 漁民の声、自然の声
  漁民からの声、ムツゴロウ裁判原告の歌

2. 公害調停・裁判闘争勝利の記録
  弁護士 池田直樹(大阪弁護士会)
    能勢町ダイオキシン汚染事件では公害調停手続きが解決に向けて威力を
    発揮しました
  弁護士 板井優 (熊本県弁護士会)
   熊本水俣病訴訟は裁判によって解決に向けて大きく前進しました。裁判
    によって被害救済に至るまでのお話を伺います。

3. 有明をめぐる裁判の各地の報告
  裁判はどこまで前進しているか。弁護団からの報告。
  @ 諫早干拓事業同意・漁業権放棄等基本契約無効確認請求事件
    (錦織淳:第二東京弁護士会)
  A 「よみがえれ!有明海」訴訟(堀良一:福岡県弁護士会)
  B 諫早湾「自然の権利」訴訟(籠橋隆明:名古屋弁護士会)

4. 有明海全面救済のための展望と戦略   
有明海全面救済のための法的手段の役割、有明海公害調停さらには当面する緊
   急救済政策の提言

【主催者紹介】
*日本環境法律家連盟
http://www1.jca.apc.org/JELF/
 日本環境法律家連盟は全国約420名の環境派弁護士によって構成される環境NGO
です。全国各地で進められている環境事件のほとんどに私たちの会員が関与してい
ると言っても過言ではありません。私たちは環境問題という人の手で起こされた社
会問題は人の手で解決されなければならないと考えています。それは憲法の正義、
個人の尊厳によって解決されるべきと考えています。

*「自然の権利」基金
http://member.nifty.ne.jp/sizennokenri/
 「自然の権利」基金はアマミノクロウサギを原告とした奄美「自然の権利」訴訟
を支援するために生まれました。現在では全国各地で展開される自然保護訴訟
を支援しているほか、「自然の権利」基金を応援する弁護士によって自然保護
運動を展開しています。「自然の権利」とは自然の身になって考えようと言う考
え方です。山が削られ川が失われたとき私たちはあのふるさとはどこに行った
のだろうと思います。そうした自然への思いやりの気持ちを私たちは「自然の
権利」と呼んでいます。
 会員募集中!入会金:3,000円 年会費:3,000円 
 入会年度会費無料【郵便振替】01070-6-31179 自然の権利基金


  ★日本環境法律家連盟(JELF)では有明海救済の展望を提案します★
【JELFからの提案 有明海救済のために】

提案1 有明救済・回復基金
 私たちはこの有明海の被害を諫早干拓事業による人災であると考えていますが、
少なくとも災害に準じて考える事態であると考えます。そこで、雲仙岳災害対策
基金にならい有明海救済基金を設け、当面する漁業者の救済、漁業振興策、
有明海復活のための施策を実施する基金を提案します。基金では一般市民や
漁民、専門家なども参加した救済委員会を設けます。
委員会では次の内容を検討します。
@ 当面する漁業被害に対する緊急融資、一時金、債務の減額及び支払いの
  繰り延べ、それにともなう援助措置など緊急救済措置。
A 漁業被害に伴って衰退した地域経済の活性化措置。
B 諫早干拓事業中止に伴い実施されなければならない干潟回復措置。

提案2 公害調停の活用
 公害紛争処理法に基づく手続きに原因裁定という手続きがあります。これは東京
にある中央公害審査会が申請に基づき公害被害の原因を判断する手続きです。
原因裁定には法的強制力は伴わないのですが、高い権威を持ちその結果は裁判所
においても尊重されます。政府はタイラギやノリなどの被害について干拓事業が
原因であることを否定しています。そこで、科学者など専門家による権威ある裁定
を求めようと言うものです。

【有明海をめぐる訴訟。シンポでは訴訟・運動相互の交流を進めます】

1.「よみがえれ!有明海」訴訟
 有明海の漁民約100名、有明海を大切にする市民600名によって提訴された工事差
止訴訟。佐賀地裁に提訴されている。「よみがえれ!有明海」訴訟を支援する会が
有明海を囲む4県にあり、支援の会は全国的に広がっている。

2. 諫早干拓事業同意・漁業権放棄等基本契約無効確認請求事件 
 諌早湾干拓事業の漁業被害を少なく評価した14年前の漁業補償契約の無効確認を
求めて起こされた裁判。原告の森さんは「干拓を進めても漁場への影響は少なく、
漁業経営は成り立つという説明を信じて契約したが、実際はタイラギを始めとして
致命的な打撃を受けた」と契約自体の無効性を訴えている。

3. 諫早湾「自然の権利」訴訟
 諫早湾やムツゴロウを原告として表示している裁判。長崎地裁に係属している。
「自然の権利」をかかげて湿地の生態系保護を訴えているほか、干拓事業がいかに
無駄な工事であるかを明らかにしている。



◆おすすめサイト

「公共事業チェックを求めるNGOの会」でも写真展などでご協力いただいている
フォトジャーナリストの伊藤孝司さんがホームページを作られました。
取材した環境と戦争についての120枚以上の写真が入っているとのことです。

http://www.jca.apc.org/~earth/index.html

長良川・四万十川などを始めとする日本の自然や、アジアの環境や人権をめぐる
さまざまな問題に鋭く切り込んできた伊藤さんの膨大な写真と文を通して、今の
世界が直面している状況が見えてきます。
ぜひご覧下さい。
また、たくさんの方にこのサイトを知らせて、伊藤さんの力強い作品を見ていただ
きましょう!


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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
┃また、配信停止のお申し出は事務局までご連絡ください。 
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  公共事業チェックを求めるNGOの会 
      tel 058-272-8495
      fax 058-271-8279
     http://kjc.ktroad.ne.jp/
      kjc@mx1.ktroad.ne.jp
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