****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.78 ******  2003.4.16

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│転載転送歓迎│
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☆━今日のお知らせ━━━━━━━☆

★新刊 「市民事業――ポスト公共事業社会への挑戦」のご紹介
★「市民版憲法調査会」からのお知らせ
★「シンポジウム・干潟を守る日2003 in 諫早」のお知らせ
★海上の森保護保全条例案ワークショップのご案内

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◆「市民事業――ポスト公共事業社会への挑戦」
    五十嵐敬喜+天野礼子著
    中央公論ラクレ新書 280ページ 760円+税

    ■2003年4月10日 全国書店にて発売!■

 経済の低迷、政官財主導による改革の限界、迫り来る自治体の破綻と合併など、
いまの日本は暗澹たる状況としか見えません。しかし、その一方で、自然の資源を
無駄にせず、地域の特質にあった「新しい事業」が生まれ、着実に育ってもいま
す。
 本書は、そうした「新しいスタイルの事業」のレポートを踏まえ、ダムや道路に
代表される大規模、環境破壊型の公共事業に頼るこれまでの社会構造を転換し、小
規模、地域密着、環境重視型の新しい公共事業=市民事業による社会システム創造へ
の設計図を描いていきます。地域でゆったりと豊かに生きる道が、ここにあるので
す。

《目次》
【第一章】森から見える“日本の再生”
“緑の公共事業”が始まった
日本の森を甦らせる男たち
“森林環境税”を使って「緑の公共事業」創設を提案
 ◎森林再生の現場を見て……天野礼子
 ◎森の再生をいかに都市と結びつけるか……五十嵐敬喜

【第二章】「無駄」の再利用
じゃまだった雪が「宝の山」に
都市の中に“ミニダム”を造る
生ゴミの再資源化
 ◎一〇〇年前の二一世紀モデル……天野礼子
 ◎スローガンだけでなく資金と法律の整備を……五十嵐敬喜

【第三章】“自然再生エネルギー”で暮らす
“市民風車”を立てる
“自然エネルギー”のまちづくり
住民から始まった「二一世紀への実験」
“森のゼロエミッション”に取り組む
「自然エネルギー立県」をめざす
 ◎市民がつくる市民のための環境保全……天野礼子
 ◎エネルギー問題を地域で考える意味……五十嵐敬喜

【第四章】森と川と海をつなぐ
海の漁師の公共事業
“近自然工法”が日本の川を甦らせる
“近自然工法”を登山道に
瀬戸内海の浄化作戦
水のリサイクルと浄化システム
 ◎少しずつだが、私たち市民が世の中を変えている……天野礼子
 ◎イデオロギーから事業へ……五十嵐敬喜   

【第五章】福祉・環境・まちづくり
元気な街をつくる路面電車
商店街を元気にする秘訣、教えます
建設会社が農業を?
小さな都市の美しい公共事業
介護は、足下で、自分たちで仕事にする
 ◎本当の「公共」事業……天野礼子
 ◎安全に暮らし、安心して死ねる社会のために……五十嵐敬喜

【第六章】“ポスト公共事業社会”の設計図


◆「市民版憲法調査会」からのお知らせ

  〜憲法を恐れることなく大いに論じて、21世紀の国の姿に相応しい
            新憲法案を市民自らの手で創り、国会に上程しよう!〜

市民版憲法作成へのシリーズ学習会 第10回
        「参議院の憲法調査会で議論していること」

「憲法調査会」は、参議院ではどのような議論が行われ、今後どのような
スケジュールで進んでいくのか、それぞれの党の「憲法調査会」で責任ある
お立場のお二人にお揃いいただき、ディスカッションをお願いしたいと思います。

(敬称略)
日時:4月21日(月)18:30〜21:00

場所:総評会館 2階 201会議室
(千代田区神田駿河台3−22−11/Tel 03-3253-1771)

・シリーズ講座「市民の憲法」I 五十嵐敬喜(法政大学教授)

・ゲスト 
  武見敬三(参議院議員・自民党)
  江田五月(参議院議員・民主党)

・ディスカッション 
  武見敬三・江田五月・五十嵐敬喜
  進行 高野孟(「インサイダー」編集長)

・会場との意見交換

・資料費500円  憲法に関心のある方是非お誘い合わせの上ご来場ください。

・主催  市民版憲法調査会

<総評会館への交通機関>
●営団地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅●営団地下鉄丸ノ内線 淡路町駅
●都営地下鉄新宿線 小川町駅(丸ノ内線と都営新宿線をご利用の方は千代田線方面
へ)
*いずれもB3出口より徒歩0分
●JR中央線・総武線 御茶ノ水駅(聖橋出口)徒歩5分

ホームページ、ぜひ見てください! 
  ■憲法どっとこむ http://www.kenpou.com ■

当会ホームページ「憲法.com」の新企画が続々登場しています!

★第1弾
 ≪リレー連載  市民の憲法≫
「市民の憲法研究会」のメンバーが、憲法をめぐるさまざまなテーマについて、
リレー方式でコラムを連載します。これまでの左右対立にとらわれない、新しい視
点で憲法を論じます。
 【毎週水曜日更新】

★第2弾
 ≪Weekly 憲法≫
毎週、憲法に関するあらゆるニュースをコメント付きでお送りいたします。
弁護士の五百蔵先生が執筆をご担当されます。
 【毎週土曜日更新】

★第3弾
 ≪あの人が語る憲法≫
学習会報告もバージョンアップさせて、毎回のゲストの講演内容を当サイト
にてご紹介いたします。また、これまで通り、学習会当日の様子も、写真を交えて
ご報告いたします。
第9回学習会・湯川れい子さん
  【毎月更新】



◆「シンポジウム・干潟を守る日2003 in 諫早」

湾閉め切りから丸6年になる諫早湾干拓事業をテーマに、諫早干潟緊急救済
本部と「干潟を守る日2003in諫早」実行委員会の主催によるシンポジウムが、
田中康夫長野県知事を迎えて、5月10日に長崎市公会堂で開催されます。
皆さま、ぜひご参加ください。

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   ☆シンポジウム「干潟を守る日2003 in 諫早」☆

潮受け堤防を撤去し、干潟を復元せよ!
            「直ちに西工区前面堤防工事中止を」

日 時:2003年5月10日(土)10時開場・10時30分〜16時30分
場 所:長崎市公会堂
      長崎市魚の町4番30号 TEL(FAX)0958−22−4145
参加費:1000円(資料集代)、中学生以下は無料

●目的
 有明海の海況異変の主因諫早湾干拓事業は、市民・漁民・学者研究者等の
根強い反対と抗議が繰り返されてきたにもかかわらず強行されており、農水省
は昨年8月には西工区前面堤防本格工事に着手した。
 諫早干潟の復元は有明海の再生にとって不可欠であり、今最も重要なことは
潮受け堤防全面撤去を基本的課題として、その干潟復元を図ることである。
政官業癒着構造のもと農水省によって強行されている「西工区前面堤防工事」
の即時凍結と第三者委員会が提唱する潮受け堤防の「中・長期開門調査」を
早急に実施させるという、当面する二つの具体的問題の解決を求めていく。
 今年、諫早干潟復元と有明海再生の運動はその帰趨を占う重要な山場を
迎えている。「干潟を守る日2003in諫早」の開催目的は明確である。世論に背を
向けて諫早湾干拓事業に暴走する農水省の姿勢を変えさせることである。
市民と漁民の闘いを更に発展させ、立法府の機能発揮を引き出す。今回は、
脱ダム宣言を発し公共事業見直し県政を推進している田中康夫知事を迎える。
躍動する長野県政に共鳴し、変革の流れをつくりだしていく。

●プログラム

 【午前の部(10:30〜12:30)】

・開会挨拶     

・現地報告       

・基調講演 
「諫早干拓事業の諸問題と政官業癒着構造」
  愛知大学経済学部 宮入興一教授

・討  論
  川崎賢郎 佐賀有明の会会長
  荒巻弘吉 有明漁民の会会長
  松藤文豪 漁民・市民ネットワーク代表
  堀 良一 弁護士
  谷口良隆 諫早干潟緊急救済本部
  宮入興一教授 愛知大学
  コーデイネータ:松本基督 諫早干潟緊急救済本部

・休  憩(12:30〜13:30)ビデオ上映

 【午後の部(13:30〜16:30)】

・講  演 「有明海において諫早湾の果たす役割」 
  小松利光教授 (九州大学大学院工学研究院)

・記念講演 「なぜ大型開発は止まらないできたのか」(仮題)
  田中康夫 長野県知事

・対  談 「潮受け堤防は撤去できるか」
  田中康夫 (長野県知事)
  菅 直人 (民主党党首)
  進行:天野礼子 (公共事業チェックを求めるNGOの会代表)
  (※フロアからの質疑含む)

・宣言採択

・閉会挨拶  山下八千代 諫早干潟緊急救済本部代表

■交流会(シンポジウム終了後)

場 所:長崎市役所近く 割烹大判
参加費:5000円 (事前の参加申込みお願いします)

■現地見学会 5月11日(日)

希望者を対象に、諫干工事現場の見学会を行います。
マイクロバス1台(24名、開場受付の申込順で締め切ります)
参加費:1000円

●お問合わせ先
  諫早干潟緊急救済本部  (山下)
    諫早市小野町1100―13 TEL.0957-23-3740 FAX.0957-23-3927
  実行委員会事務局担当  (時津)
    FAX.095−842−0156 E-mail rtokitsu@mint.ocn.ne.jp

●主催:諫早干潟緊急救済本部・「干潟を守る日2003in諫早」実行委員会

●後援予定:諫早干潟緊急救済東京事務所・日本湿地ネットワーク・
WWFジャパン・日本自然保護協会・日本野鳥の会・公共事業チェック
を求めるNGOの会・九州・琉球湿地ネットワーク・環有明海住民運動
連絡協議会・有明海漁民市民ネットワーク・有明漁民の会・佐賀有明の会・
まえ海を守る鹿島の会・天草の自然を守る会・海ガメを呼び戻す会・諫早
干潟を憂える大牟田の仲間・「自然の権利」基金ながさき・諫早湾「一万人」の思
い実行委員会


◆海上の森保護保全条例案ワークショップのご案内

日時:5月17・18日 (瀬戸市文化センター)
講師:五十嵐敬喜氏(法政大学教授)

海上の森は東海地域の丘陵特有の植物群を含め3000種ともいわれるほどの多種多様
な生態系を残しており、永続的にこれを保護・保全していくことが強く求められる
ようになりました。そして、この海上の森の豊かさを残すためには海上の森の保
護・保全条例の提案が必要と考えます。
そのため、昨年6月に “海上の森の保護・保全に関する一次報告書”を 発表しまし
た。今回はその“一次報告書”をより多くの人とともに内容を深めるために、神奈
川県真鶴町のまち作り条例にかかわられた五十嵐敬喜先生を迎えて、下記のよう
なワークショップを行います。海上の森を将来まで残すことに関心のある方はどな
たでも是非ご参加頂きますようお願いします。

  〜海上の森を生き生きした文脈で表そう〜

○第一部 条例案作りワークショップ T
   (ファシリテーター:高垣英明)

5月17日(土曜日)
 14:00〜17:00 (瀬戸市文化センター21会議室)
 18:00〜21:00 (瀬戸市文化センター21会議室)

○第二部 海上の森でのフィールドワークショップ(五十嵐先生同行)
   
5月18日(日曜日)
  9:00〜12:00 (9:00山口駅集合)

○第二部 第三部五十嵐先生のお話と条例案作りワークショップ U
   (ファシリテーター:池住義憲)
5月18日(日曜日)
 13:00〜17:00 (瀬戸市文化センター12会議室)

参加費  17日・・500円   18日・・1000円

<五十嵐敬喜氏> 
法政大学法学部教授、著書「美の条例―いきづく町を作る」、「議員
立法」、「美くしい都市を作る権利」、「市民版行政改革」、他 

<池住義憲氏>
IPHCの代表、ファシリテーター、著書など「いのち・開発・NGO―子
ども健康が地球社会を変える「開発と文化を問う」シリーズ」、「バナナから人権
へ―フィリピンバナナをめぐる市民運動」他

主催:海上の森保護・保全連絡協議会
事務局連絡先:瀬戸市柳が坪98−5(Tel:0561-84-2953)



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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
┃また、配信停止のお申し出は事務局までご連絡ください。 
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  公共事業チェックを求めるNGOの会 
      tel 058-272-8495
      fax 058-271-8279
     http://kjc.ktroad.ne.jp/
      kjc@mx1.ktroad.ne.jp
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