****** KJCニュース ≪スイミー≫ No.82 ******  2003.8.8

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│転載転送歓迎│
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☆━今日のお知らせ━━━━━━━☆

★天野礼子最新刊「日本の名河川を歩く」のご紹介
★シンポジウム「廿日市の宝―細見谷」のお知らせ
★「空港はいらない静岡県民の会」より大集会のお知らせ
★「高木仁三郎市民科学基金」からのお知らせ
★おすすめTV番組
★おすすめサイト

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◆「日本の名河川を歩く」
    天野礼子 著  講談社+α 新書  880円

天然アユが溯上する!!
絶景の名川、秘川、湧水!!
日本の川を歩きつくし、守ってきた第一人者が、使命感に燃えて
名河川を紹介!!天然アユの溯上、水質、川漁、カヌー、魚の味等
10項目、総得点制で厳正採点!!

 ・天然アユがのぼる100名川
 ・日本名河川ベスト10はここ!
 ・第1位高津川(島根県)
 ・川の神様が棲まわれている
 ・"ミズガキ"が遊ぶ川
 ・最後の清流が教えること
 ・"金アユ"の川よ、よみがえれ!
 ・ブナの原生林から染み出る流れ
 ・そっと教えます!秘川&湧水
 ・川漁師のいる風景 四万十川ほか


◆「廿日市・自然を考える会 吉和の自然を考える会」より

 〜〜シンポジウム「廿日市の宝―細見谷」のお知らせ〜〜

 廿日市市吉和細見谷渓畔林…太田川源流、西中国山地の
この地に残る豊かな広葉樹林とゆるやかな渓流は、多くの
動植物を育んできた私たちの宝―未来からの預かりものです。
この宝を、次世代に損なうことなく引き継ぐために私たちにでき
ることは何なのか、共に知り、考えたいと思います。

●と き:8月16日(土)10:30〜16:15
●ところ:はつかいち文化ホール さくらぴあ
●参加費:前売券800円 当日券1000円
   *前売券の予約(当日渡し)を受けつけています。

●主催:廿日市・自然を考える会 吉和の自然を考える会
 協力:広島フィールドミュージアム 森と水と土を考える会

●参加のお申込・お問い合わせは

 ・電話&Fax
   高木(0829-39-6655)
   網本(0829-39-2033)
   原戸(082-293-6531)
 ・E-mail 金井塚  primates@proof.ocn.ne.jp

 *前売り券はさくらぴあ事務所にもあります。

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SectionT 廿日市の宝―細見谷(10:35〜11:50)
 細見谷の渓畔林(渓谷の水辺に発達する森林)は、最近の
調査で「西日本随一」「国内第一級の保全対象とされるべき
森林」と急速に評価が高まりました。渓畔林の保全の必要性
について、既設の十方山林道との関係について、現地で調査
を続ける研究者が語ります。

@概説  暖温帯・瀬戸内から冷温帯・本州最西端のブナ帯へ
     ―世界的にも珍しいこの地域の特徴―     …………金井塚 務
A講演  世界の森から細見谷渓畔林を見る     …………河野 昭一
B報告  細見谷渓畔林の特徴―現地調査から―  …………米澤 信道

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SectionU 大規模林道を造るとどうなる?(13:20〜14:35)
 細見谷には大規模林道の建設が計画されています。そもそ
も細見谷に大規模林道は必要なのでしょうか。また、大規模
林道が建設されたらどうなるのでしょうか。「環境に配慮す
る」としながら、気象や地質の厳しいところで工事が強行さ
れて何が起こったか、地域に何がもたらされたかなど、山形
県・葉山の実例に基づく報告を聞きます。

@問題提起 細見谷に大規模林道は必要だろうか?
                …………原 哲之
A講演 山形県・葉山―現地からの報告―
                …………原 敬一

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SectionV 自然を壊さずに地域が生きる方法(14:50〜15:20)
 次の世代に大きな負担を残す環境破壊。破綻しかかっている
国家財政・地方財政。今、大規模林道を含む公共事業のあり方
が厳しく問われています。その一方で、地域の自然をワイズ・
ユース(賢明な利用)して、地域を活性化させる取り組みが各
地で始まっており、それらの実践例は、細見谷のこれからを考
える上で貴重なヒントになるはずです。

報告 「流域の思想」を生きる―各地の事例から …………安渓 遊地

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SectionW パネルディスカッション・細見谷の未来へ― (15:20〜16:00)
 ここまでの発言を踏まえ、次の世代に「廿日市の宝―細見谷」
を引き継ぐために私たちはどうしたら良いかについて話しあいま
す。もちろん会場からの発言もOK。渓畔林の保全に必要な条件
・着工が迫る大規模林道の問題点などを整理し、持続可能な「ワ
イズ・ユース」の方法を探り、悔いの残らない細見谷の未来を
提案しましょう。

パネリスト:
河野 昭一、原 敬一、金井塚 務、中根 周歩、豊原 源太郎、高木 恭代

★提言(メッセージ)採択 (16:00〜16:10)
総合司会:廿日市・自然を考える会

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展示コーナー(ロビー)もあります。
(写真・ビデオ・資料など、企画中です!)

詳しくは ↓  

「環・太田川」
http://hiroshima.cool.ne.jp/kan_ootagawa/event/030801.html
ぼくらの川のブナの森
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/2693/



◆「空港はいらない静岡県民の会」より
   
     〓空港はいらない県民大集会のお知らせ〓

 日時…8月24日午後2時〜
 場所…静岡市常盤公園
 内容…集会とパレード
 (集会前にアトラクション予定)

     ****************************************

 静岡空港の建設は無駄な公共事業の典型です。必要性も緊急性もなく、県民の
合意はまったく成立していません。確実な旅客需要予測もありません。県は空港
予定地を、地元住民の参加なく一方的・権力的に決定して押し付けました。これ
は、あの「成田」と少しも変わらない基本的な誤りです。
 この空港の設置は、「用地取得の確実性」を要求する航空法の規定を無視し、
当座をごまかす知事の「空手形」を根拠に許可されました。県は用地全体を取得
できる見込みがないのに、強引に着工し無謀な推進を続けてきた挙句、完全に行
き詰まりました。そして、石川知事は、絶対にやってはならない「土地の強制収
用」適用を表明しました。こんな無法な事業に強制力の行使まで許すことは、
全国にわたり、公共事業の民主的な実施を求める声の圧殺につながります。
 つきましては、静岡空港の事業認定をさせるか、させないかの重大な局面の8
月に「空港はいらない県民大集会」を開催することとなりました。県内はもとよ
り、全国から多くの皆さんの参加を呼びかけます。

■プログラム   <午後2時〜>
1.主催者あいさつ
2.各界、各層、各地区からの発言
3.弁護団特別報告
4.集会アピール採択
5.閉会あいさつ
6.集会後パレード

■呼びかけ団体
・空港はいらない静岡県民の会・静岡空港反対地権者の会
・榛原オオタカの森トラストの会・空港予定地の自然を守る会
・空港に反対する地権者・住民の会・空港をかんがえる周辺住民の会
・「空港ノー」吉田町民の会・空港に反対する地権者・自治体議員の会     

主催:8・24集会実行委員会

○個人、団体を問いませんので実行委員会にお入りください。
○各地からの参加に、楽しい工夫をお願いします。皆さんの要望、提案、意見を
 どしどしお寄せください。

*集会を成功させるためにも皆さんのカンパをお願いします。

〒振替 00800−9−37018 空港はいらない静岡県民の会



◆「高木基金」からのお知らせ

    ■アジア向けの助成募集を開始しました■

 2002年度の助成募集については、国内分はすでに助成先も決定して
おりますが、アジア向けの助成について、募集の手続き開始が遅れて
おりました。
 今般ようやく準備を整え、申込受付を開始致しましたのでお知らせ
いたします。詳細については下記のホームページをご覧下さい。
 
 ●募集内容:
  ・市民科学を目指すアジアの個人・グループへの調査研究助成
  ・市民科学を目指すアジアの個人への研修奨励助成
 ●助成総額:200万円
 ●1件あたりの助成金額:50万円〜200万円
 
 詳細はこちら→ http://www.takagifund.org/e.html (英文)
 
 この情報については、転載・紹介、大歓迎です。
 
 今回の対象は「市民科学を目指すアジアの個人・グループ」です。
日本国内の方を対象とした来年度の助成募集は、10月頃から開始す
る予定です。

   -------------------------------------------
         高木仁三郎市民科学基金

    〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21 戸田ビル4F
      TEL 090-3435-9513 FAX 03-3358-7064
     URL http://www.takagifund.org
     E-mail info@takagifund.org

    郵便振替口座 00140−6−603393
   -------------------------------------------


◆おすすめTV番組 
 
NHK人間講座「森から未来をみる〜黒姫高原で考えたこと」
                C.W.ニコル

教育テレビ
(月曜日 午後10:25〜10:50/再放送:翌週月曜日 午後2:00〜2:25/
再々放送:翌月土曜日 午前1:00〜1:25)

♪8月11日(月)から以下のプログラムが連続で放映されます。
  ぜひ、ご覧下さい!

第1回 「ニコル・アファンの森物語」
第2回 太地から黒姫へ
第3回 クマが里におりる理由
第4回 原生林は国の宝
第5回 どろ亀先生の教え
第6回 コンクリートのない川
第7回 森林レンジャーを育てる
第8回 生態系の大いなる循環〜美しい日本をよみがえらせよう

詳しくは http://www.nhk.or.jp/ningenkoza/200308/mon.html

「アファンの森」についてはこちら↓
 http://www.afannomori.com/nicol/index.html



◆おすすめサイト

  〜〜〜Surfrider Foundation Japan〜〜〜
      http://www.surfrider.gr.jp/ja/

「サーフライダーファウンデーション」はサーファーやボディーボーダーの
立場から海の環境保護を訴え続けている非営利団体です。 S.F.Jの運営は、
全てボランティアによって行われています。
2002年にはムラサキイガイ(ムール貝)を使った全国一斉の水質調査を
行ないました。(トヨタ財団助成プロジェクト)

http://www.surfrider.gr.jp/ja/shonan <湘南支部>
http://www.surfrider.gr.jp/ja/kansai <関西支部>
http://www.surfrider.gr.jp/ja/lady <レディースページ>


8月10日には 「ガイアシンフォニー第4番」 上映会 があります!
   (田原公民館・伊良湖半島 前売り1000円)

メールマガジンのお申し込みも受付中!



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┃各NGOからのお知らせ等に関しては、お問い合わせ・その他については
┃それぞれの連絡先へお願いします。
┃内容についてKJCがすべての責任を負うものではありませんので、
┃その点はご了承ください。
┃また、配信停止のお申し出は事務局までご連絡ください。 
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  公共事業チェックを求めるNGOの会 
      tel 058-272-8495
      fax 058-271-8279
     http://kjc.ktroad.ne.jp/
      kjc@mx1.ktroad.ne.jp
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